朝日新聞のご都合主義は今に始まったことではないが、ダボハゼのごとく食いつく様は哀れにしか見えない。

11月3日の社説「補正予算 また『抜け道』なのか」は支離滅裂だ。安倍首相が補正予算の編成を指示したことを受け、「景気対策が必要な経済情勢ではない」と言う。

あれ? 朝日新聞はアベノミクスに関して、「実感がない」とか「大企業だけ」とか実データに基づかない批判を繰り返してきたはず。ところが、「景気対策が必要な経済情勢ではない」って何?

「景気対策が必要な経済情勢ではない」ってことは、現在の日本の経済状況を「良好」と言っているに等しい。

補正予算の編成を「抜け道」と批判する前提が、自己矛盾していることに気づいていないのか。いやっ、批判できれば何でもいいのだ。矛盾していようがいまいが、「安倍批判」最優先。

デフレ完全脱却のためには、引き続き経済対策が重要なのは素人でも分かる。朝日新聞にとって、国民の生活向上よりも安倍批判の方が重要だということ。

朝日新聞は財政規律優先で、「財政再建、財政再建」と言ってきた。当然、消費税の10%への増税を推進する立場だったはずなのに、増税凍結を公約にした立憲民主党などを一切批判しなかった。

逆に、前原誠司の増税分を社会保障に厚く手当てする私案を大評価していた。しかし、自民党(安倍政権)が同様の公約を出すと、「許されていいはずがない」(原真人)とか言う。
(「朝日新聞・原真人の恥ずかしい安倍首相批判 」参照)

本当にバカな新聞だ(呆)。