衆院選
(10月23日1:21現在、残り11議席)

衆議院選の結果、自民党が大勝、立憲民主党が大躍進、希望の党が馬脚を表し大失速、共産党が立憲民主党の応援をしすぎて敗退という感じになった。

個々の結果を見ると、東京・大阪・愛知で「なんでぇ~っ?」もあったし、各地で「あぁ~、こんなのが復活しちゃった」もあった。

各紙・各局の選挙報道を見ると、だいたい
「自民党が勝ったと言うよりは、野党が負けた」
「自民党の勝利は、野党分裂による消極的な支持」
「希望の党の敗北は『排除』が原因」
「立憲民主は筋を通したから勝てた」
みたいなことを言っていた。

そうかなぁ~? 全否定する気はないけど、ちょっと違和感がある。

まず、自民党の勝利は経済政策(実績)と外交実績が評価されたからだと思うが。各経済指標は軒並み良くなっている。野党側からは「実感がない」という「感想」しか出てこなかった。じゃあ、「どうすれば実感が出るのか?」を提示しなければいけないのに、それができなかった。

外交に関しても、例えば北朝鮮問題でも「対話、対話!」と言うだけで、どう対話を進めるのか? との具体策を出したところはなかった。

これ見よがしに拳銃をちらつかせて威嚇する暴力団に対して、どう対話をするのか。普通に考えればナンセンス。対話、対話と言ってる間に、暴力団は拳銃から機関銃になり、さらにはバズーカ砲まで持ってしまった。さあ、どうする? ってこと。

また、希望の党・小池代表の「排除」で失速したというのも、そもそも国民から「民進党の党名ロンダリング」と思われたからだろ? 自称リベラルの左翼を排除したいというのは小池の本音だろうが、実際には隠れ左翼が大量に入り込んだ現実がばれただけ。

立憲民主党の大躍進はよく分からない。自民党(安倍首相)への批判票が集まったのは事実だろうが(共産党が半減してるので)なぜこんなに。何となく「排除されたかわいそうな人たち」という風潮が、日本人が好きな判官贔屓になったくらいしか思いつかない。

枝野の言ってることは共産党と変わらないんだけどなぁ。共産党には入れづらいが、立憲民主党なら入れられるってことかな。

今日以降、朝日新聞などは何とか自己の精神状態を保つため、こじつけのような記事を書いていくだろうが、絶対に忘れてはいけないことがある。これが「国民の判断だ」ということ。