朝日新聞7月30日の社説「朝鮮学校判決 国は速やかに支給を」は大阪地裁で朝鮮学校への就学支援金を支給するよう命じる判決が出たことを受けてのもの。

判決内容は裁判官の個人的思想を表しているとしか思えないが、今回はその話ではなく、朝日新聞のいい加減さについて。

朝日新聞はこの判決を喜びいっぱいに報じている。しかし朝日新聞は大きなことを忘れているようだ。

朝日新聞は3月1日に「森友学園 公教育を逸脱している」という社説を載せている。内容は、森友学園が運営する塚本幼稚園の運動会で「日本を悪者として扱っている中国、韓国が心改め、歴史でウソを教えないようお願いいたします」「安倍首相がんばれ」「安保法制国会通過、よかったです」と選手宣誓をさせていたことを、「子どもの教育法として望ましい姿とはとても思えない」と書いていた。

朝鮮学校
じゃあ、朝鮮学校の「敬愛する金日成主席様」「敬愛する金正日将軍様」と書いてある教科書。課外授業と称して「少年団」「朝鮮青年同盟(朝青)」への強制加入。などなど。

これは「子ども教育法として望ましい姿」なのか? 「安倍首相がんばれ」はダメだけど、「敬愛する金日成主席様」は「望ましい教育法」だと言うのか。まったく分からない。

朝日新聞は、「教育の自主性を尊重するのか。問われているのは、社会のあり方だ」とまで書く。つまり、「敬愛する金日成主席様」は自主性なので尊重しなければいけないが、「安倍首相がんばれ」は「子どもの教育法として望ましい姿とはとても思えない」。もう、支離滅裂だ!

朝日新聞のご都合主義は今に始まったことではないが、自分たちが過去何を書いてきたかくらいは忘れるなよ。そこまでして北朝鮮や朝鮮学校を擁護する姿は、滑稽さを通り越してもはや哀れにさえ感じる・・・(涙)。