蓮舫の代表辞任を受け民進党の代表選が実質スタートした。現時点では、前原誠司と枝野幸男が立候補に意欲的と一部で報じられているが、「勘違い男」小西洋之も色気満々だ。

小西は「人気ではなく本当に実力のある政治家で代表選を闘っていかなければならない」としたうえで、「本当に私から見て、この人に代表任せるべきだという人が現れなれば、私自身も立候補します」だそうだ。

まあ、代表選立候補基準(推薦人何人とか)をクリアすれば、誰でも立候補できるのだろうから、別に意気込みを語るのは構わない。

「安倍政権を追い詰められる人間が党首にならなければいけない」
「私が党首になったら1ヶ月で自民党・安倍政権を本気で倒しますよ」
とか言っている。やっぱりこいつは「アホだなぁ~」とつくづく思う。

何にも分かってないな。

民進党の目的は何なの? 安倍政権打倒なの? まずは、民進党が国民から信用されること。それが1番ではないか? 国民は民進党に政権担当能力がないと判断している。だから安倍内閣の支持率が落ちでも、民進党の支持率は上がらない。

共産党と一緒になって、対案も出さず「反対反対! 何でも反対!」という政治姿勢が、まったく国民から支持されていない理由だろう?

蓮舫はこの姿勢一本槍だった。テロ等準備罪審議で、旧民主党時代に出した自らの対案まで否定し、印象操作と反対一辺倒の「能なし政党」っぷりを見せたのは、その典型例だ。もちろん、蓮舫に政策の素養がまったくなかったことも原因だ。

民進党がまずやるべきことは、目指す国家観を明確にすること。民進党が再度政権をとれば、日本をこうする(こうなる)という明確なビジョンが求められている。そして、その達成へのプロセスを示すこと。その結果、民進党への支持が集まれば、自然に安倍政権は倒れる。

小西は安倍政権を倒すことが目的化しているようだが、明らかに間違っている。

国家観もなく政策も分からない蓮舫が、人気があると勘違いし「自分が代表になったら、支持率が10%は上がるわよ」とか言っていたのを、何と聞いていたのか。

小西が代表選に出ても勝つ見込みはまったくないだろうが、安倍内閣や自民党から見たら小西代表がいいかもね。民進党がもっと沈むから。沈むどころか泡と消えるね。