対案も出さず「反対反対、何でも反対っ!」。

国会での熟議を続けていけば、民進党を見直す国民が出てくるかもしれないが、現実は印象操作に揚げ足取り、失言狙いの質問ばかり。こんな民進党が、多数の国民から支持を集められる訳がない。

蓮舫に政策の素養がないことを知っていて代表に選んだ民進党。この時点で、まともな議論をして支持を得て行こうという気概は捨てていたのだろうが。

一部議員は、パフォーマンスしかできない蓮舫の向こうを張って、蓮舫以上にパフォーマンスに勤しむ。「日本死ね」が当たったと勘違いした連中が中心だ。

そんな連中は、華々しく話題をぶち上げるが、そのすべてがブーメランとなって自らに突き刺さる。そして自爆して果てるの繰り返し。

政策通の議員からは白い目で見られ、ますます行き場を失う蓮舫。そんな蓮舫の心の拠り所は、国会外で騒いでいる連中。国会内でどんな無様な対応をして普通の国民から嘲笑を浴びようが、国会外で騒いでいる連中は、そんな蓮舫を暖かく迎えてくれる。何を喋っても盛り上がる。蓮舫からすれば、こんな居心地の良い場所はないだろう。

6月13日、参議院法務委員会で他党の質問中に、民進党は法相の問責決議案を提出したことを理由に、質疑を中断させるという暴挙に出た。この結果、質疑途中で委員会は散会。

こんな非常識な国会対応があるか! というほどの異常さ。民進党は「審議が足りない」と言っているにもかかわらずの対応。自らその審議を打ち切らせておいて何を言ってるのか! となる。

当然、民進党への批判は高まり、代表の蓮舫は何を言うのかと思ったら、一目散に国会外の集会へ。数少ない「お仲間」を前に、蓮舫は熱弁を振るう。「皆さんが不安に思っていることを、口を開けば増幅させるだけの答弁しかできない金田氏には、即刻問責を問いたい」と、テロ等準備罪の廃案を訴えた。

国会内で何ひとつ成果を残せず、嘲笑・冷笑・失笑を浴びまくっている蓮舫。そんな蓮舫でも国会外では「良い気分」になれる。その居心地の良さに蓮舫はどっぷり浸かっている。

だいぶ古いが、「ダメだ、こりゃ!」(© いかりや長介)