朝日新聞が前川喜平前文科次官の告発を唯一の拠り所として安倍首相・政府批判を強めている。6月6日の社説でも「首相らの答弁 不信が募るばかりだ」と元気だ(笑)。それはそれでいいのだが、この社説を読む限り朝日新聞が批判のネタを自身では何も持っていないということがはっきりしたということ。
社説内で「前川喜平・前事務次官が本物だと証言しているのに、だ」と息巻いているが、前川の言ってることの「真実性」を確認しなくていいのか?
森友学園の時も、首相との近さを自分の利益に利用していた前理事長の言い分のみで攻め立てていたが、現在森友の「も」の字も朝日新聞に書かれることはない。
さらに遡れば、慰安婦捏造時も吉田清治のウソ話を取材もせず垂れ流し、痛い目に遭ったのを忘れてはいないだろう。
今回、前川のみを拠り所にしている姿を見ると、籠池前理事長や吉田清治と何が違うのかよく分からない。
「前川喜平・前事務次官が本物だと証言しているのに、だ」とかしか書くことないのか? 「朝日新聞の取材では」というのはないの?
日本批判・政府批判ができれば何でも飛びつく姿は哀れにも見える。民進党がその場その場のネタに飛びつき、そのすべてでブーメランが自らに突き刺さり、自爆して果てた姿とダブるだけ。
あと、最後に言っておきたいことがある。文科省が調査しないことを指して、「国民の知る権利への重大な背信行為でもある」とか書いているが、朝日新聞が偉そうに言ってはいけない。朝日新聞は自らが国民の知る権利に応えていると考えているのか?
自社に都合の悪いこと、特定の勢力に都合の悪いことを一切報じない朝日新聞が、こういうことを言ってもまったく説得力がない。説得力がないどころか、大ブーメラン直撃ではないか(苦笑)。
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