稲田防衛相の国会答弁が稚拙なため、野党から総攻撃を受けている。はっきり言えば「任にあらず」と言ったところ。当選回数がすべてではないが、回数が少ない割に優遇されてきたけど、もう少し下積みが必要だったのでは?

ところで、民進党・杉尾秀哉が追及という名の攻撃をしている中で、後ろから蓮舫をぶん殴ってしまった(笑)。投げたブーメランが蓮舫を直撃! と言った方がいいかな。

稲田防衛相が初当選時の選挙公報に「弁護士法人・光明会代表に就任」と記載していたことに対して、稲田防衛相が選挙出馬時は代表社員を置かない社員2人体制で、業務執行上、弁護士各自が会を代表していることから代表と記述した。その後、定款を変更して夫を代表社員にした、との答弁を受け、

「今の説明は一般の人には全く通じない」
「(当時の選挙公報は)公職選挙法違反になる」
だそうだ。

弁護士事務所の代表かそうでないかが「経歴詐称」になるかは知らないが、それなら蓮舫のケースはどうなんだ?

蓮舫は2004年の選挙公報に「1985年 台湾から帰化」と書いていたことは、明らかな「経歴詐称」ではないのか? その後の蓮舫の説明が二転三転どころか支離滅裂になったことも含め、「今の説明は一般の人には全く通じない」ことも明らか。(蓮舫が日本国籍を選択宣言したのは2016年10月)

杉尾は「オレッてできる!」とドヤ顔だったが、同じことを蓮舫に言ってきちんと対応させる方が説得力があるのではないか?

杉尾はTBSの記者上がりだが、「ニュースの森」のキャスターをやっていた時、松本サリン事件の被害者Kさんを生放送で犯人扱いしたことで有名。当時、警察も疑っていたとは言え犯人と決めつけての「追及」は結果的に「冤罪被害者」を生んでしまった。

杉尾が取り組むべきことは、メディアが適切な報道をしているかをOBとして検証・正していくことではないのか? それが、メディアと一緒になって蓮舫問題に蓋をしているようでは話にならない。

まあ、TBS出身者が「偏向」を正すことなんかできる訳がないな。