朝日新聞2月16日の社説「領土教育 複眼的な思考こそ」は、朝日新聞のバカさ加減が如実に表れている。
小中学校の学習指導要領に「北方領土、竹島、尖閣諸島は我が国の固有の領土」という記述が盛り込まれたことに対して、朝日新聞は言う。
「政府の見解を教えるだけではなく、相手国の言い分も伝え、世界を知り、自分の頭で考えることをうながしたい」
「自国の主張が正しいと言いつのるだけでは共感は得られない。育てたいのは、相手の立場を理解し、冷静に考え、議論し、共生の道を探ろうとする人材だ」
そして、極め付きが
「隣国はどう考えているか。いかなる歴史的経緯があるか。こうした事実を知って初めて、問題を深く、複眼的に見ることができる」
朝日新聞は、中国・韓国の言い分に良く耳を傾けよ、と言っている。つまり中韓の言うことを聞くのが「複眼的」だと言う。
朝日新聞は、竹島や尖閣諸島に対して中韓の言っていることが、聞く価値がある言い分だとでも言うのか? 非論理的でこじ付け以外の何物でもなく、国際法上もまったく通用しない言い分を。
朝日新聞は「複眼的」に見た結果、領土問題はどう考えているのか?
竹島はどこの国の領土? 尖閣諸島は? 北方領土は?
朝日新聞の答えは「韓国」「中国」「ロシア」??
朝日新聞の本社敷地内に突然小屋を建て、昔からここはオレの土地だという人物が現れたらどうする? 理由は非論理的で話にならない。法的な裏付けもない。でも「複眼的」に物を見ると、この違法者の言い分も十分拝聴する価値があると考えるのか?
朝日新聞でも公権力を使って強制的に排除するだろう。違法者の話を十分に聞き、相手の立場にたって物を考える、なんて行動はとらないだろう。
朝日新聞が以前に「複眼的」という言葉を使った社説は、長崎市の端島(軍艦島)を含む「明治日本の産業革命遺産」を世界遺産に登録しようとしている時に、「世界遺産―複眼で歴史見る機会に」がある。
これは韓国の言い分を「ウソ」まで交え書いており、酷いものだった。
(「朝日新聞は相変わらず韓国の代弁者!」参照)
「複眼的」に物を見られない朝日新聞が、「複眼的」に物を見よ、などと言うこと自体が天にツバする行為だ。賛否が分かれる施策に対して、自社と反対の意見を取り上げたことがあるのか? 特定秘密保護法、安保法制報道を見れば、朝日新聞がいかに「単眼的」であることは明らかだ。
コメント