「年末ジャンボ」が11月25日から発売されている。1年納めのジャンボ宝くじだ。

年末ジャンボ2016 (1)
年末ジャンボは、1等賞金が7億円。1等の前後賞が各1億5000万円で、1等・前後賞合わせた賞金額は10億円と、昨年と同様の最高額。
2等は1500万円で、昨年の1000万円から500万円の増額。3等の100万円は変わらず。4等は1万円で5万円から減額。

昨年は宝くじ発売70周年を記念して、70万円の記念賞があったが、当然今年は無し。

年末ジャンボ ミニ1億円
今年から新発売の「年末ジャンボ ミニ1億円」。
昨年までの「ミニ7000万円」から衣替え。その名の通り、1等は1億円。2等100万円、3等3000円、4等300円。

年末ジャンボ プチ1000万
さらに「年末ジャンボ プチ1000万円」も新登場。
1等1000万円。2等100万円、3等3000円、4等300円。

年末ジャンボ2016 (2)
地元チャンスセンターのジャンボグッズは「メモ用紙」。何のキャラも書いてないシンプルなもの。でも実用性があるからOK。

最近のジャンボはミニ7000万円みたいのを併売するようになったが(今回はミニ1億円とプチ1000万円)、本来は1枚の宝くじでこれらの賞金を網羅させて然るべきである。

上の賞金額を厚くすれば、下の賞金が減額される。かと言って、下を厚くすると上の賞金額が抑えられ、夢を売る宝くじの魅力がなくなる。一見、難しい問題のようだが、そんなことはない。すべてのガンは宝くじの還元率が異常に低いことだ。

中央競馬の還元率が約75%なのに対し、宝くじはたったの約48%! 建前上は売り上げの約40%は全国都道府県、政令都市などの公共事業に使われることになっているが、お役人の天下り法人にも相当流れている。

こういうところを変えることなく、1等(+前後賞)の賞金額ばかりアップさせても、宝くじの売り上げが今後伸びることはないだろう。とは言え、毎回買ってしまう自分が悲しい。早く億円を当てて、卒業したいものだ。