先日(と言ってもけっこう前)、久しぶりに「猿の惑星」を観て面白かったので、続編を借りてみた。(「久しぶりの『猿の惑星』」参照)

続・猿の惑星は昭和45年(1970年)の制作。

続・猿の惑星 (1)
行方不明になったテイラー(チャールトン・ヘストン)を捜索するためブレント(ジェームス・フランシスカ)も未来の地球へやってくる。よく同じ年代の同じ場所にたどり着くものだと思ってしまうが、まあいいでしょう。

続・猿の惑星 (2)
ジーラとコーネリアスは相変わらず人間にやさしい。

続・猿の惑星 (3)
今作はゴリラがかなり悪役になっている。

続・猿の惑星 (4)
地下に逃げ込んだブレントが見つけたのは地下鉄の駅。そこにあった看板には「ニューヨーク サマーフェスティバル」の文字が。数千年経っているとは思えないほどクリアな看板(笑)。

続・猿の惑星 (5)
ミュータント化した人類が出てくるが、地上の人類(言葉を話せない)との違いが唐突で。人類が2系統に分かれたということかな。

続・猿の惑星 (6)
そのミュータントが信仰する「コバルト爆弾」。弾頭にコバルト爆弾が入ってるのかな? かなり小型化に成功してる(笑)。

続・猿の惑星 (7)
ノバが死んじゃうという記憶はなかった。

続・猿の惑星 (8)
ラストで瀕死のテイラーがコバルト爆弾のスイッチを押し、そのため地球が消滅したとナレーションが入って終わる。

オレの薄い知識によると、コバルト爆弾は爆発時の破壊力よりも、その後の被害を重視した爆弾。残留放射線の影響で生物への被害を大きくする。だからラストのナレーションはちょっと・・・。

まあ、映画にいろいろ突っ込んでもね。

ところで、チャールトン・ヘストンは「続編を作るべきではない」と言い、出演すること自体も断っていたが、プロデュ―サーから「どうしても」と言われ、
「テイラーの出番をできるだけ減らし、最後に死ぬようにする」
「自分に支払われる予定の出演料は全て慈善団体に寄付する」
という条件で出演したという。

アメリカでは初作と同じくらいヒットしたというが、断然初作の方が面白かった。