瀬戸内寂聴が、日本弁護士連合会のシンポジウムに寄せたビデオメッセージで死刑制度を批判し、「殺したがるバカどもと戦ってください」と発言した。

「殺したがるバカども」は聞きようによっては、被害者のご遺族を指すようにも聞こえる。被害者側が厳罰を望むことは、ある意味当然だ。死刑制度を批判するのは自由だ。反対でもなんでもいい。しかし、被害者およびご遺族を愚弄するかのようは発言はいかがなものか。

こういう連中はよく「人権、人権!」と口にするが、その人権は専ら加害者の人権であり、被害者には目も向けない。「殺したバカども」のことはどう考えているのか?「殺したバカども」を擁護するあまり、被害者感情を無視した暴言を吐いて言い訳がない!

日弁連は、この暴言に対して「死刑制度を含む国家の殺人のことであり、犯罪被害者へ向けられたものではないと考えている。犯罪被害者への配慮がなかったことは、おわび申し上げる」だそうだが、日弁連が忖度して言う話ではない。瀬戸内は自ら説明しなければいけないのは当然だ。

日弁連が「平成32年までに死刑制度の廃止を目指す」とする宣言を出すこと自体も問題だが、こういうクズにコメントを出させることも問題だ。

人権は被害者であれ加害者であれ、守られなければならない。しかし双方の人権がぶつかった時に、どちらを優先すべきかは考える余地などない。

「人権、人権! 加害者の人権を護れ! 死刑反対!」などと言っていた「人権派弁護士」が、いざ被害者側になった時、どういう態度を取ったかは下記の記事を参照して欲しい。
(「日弁連の「死刑廃止宣言」はどこを見て言ってるのか?」参照)

瀬戸内寂聴は自ら謝罪せよ! また、こんなヤツをありがたがってコメント出させる日弁連も同罪だ!