民進党の代表選に立候補している蓮舫に、二重国籍問題が浮上してしている。現在、他国籍を持ちながら首相になる可能性もある国会議員として「問題だ!」という指摘と、法的に何ら「問題ない!」という擁護が合い半ばしている。

法的に問題ないかといえば、素人目にも怪しいところがある。日本国籍を取得したら他の国籍は速やかに離脱しなければならないとなっているのだから。まあ、国会議員としての資質や首相候補としての資質などは、国民がきちんと判断するからいいけどね。

でも、この二重国籍を指摘された後の蓮舫の対応に、一番問題があると思うのはオレだけか?

説明が二転三転し、国会議員としての危機管理能力がないことを露呈し、首相になる可能性もある野党第一党の党首として、どうなのか?新たな指摘が出ると、その場しのぎのような否定をし、その矛盾を突かれると「悲しい・・・」って何?

説明責任から逃げている態度は見苦しいの一言だ。蓮舫が自らきちんと説明すればいいだけの話である。エビデンスを見せれば、それで済む話。出さない(出せない)からいろいろ言われる。それなのに、「わたしは誹謗中傷を受けている被害者よ!」とは?論点のすり替えも甚だしい。

本当に二重国籍であったならば、それを認めたうえできちんと対処し、国会議員として民進党代表として、日本のために頑張ると言えば、こんな騒ぎにはならなかっただろう。

また、蓮舫を積極的に擁護している左翼系メディアも、同様に論点のすり替えに一生懸命だ。共産党の小池まで参戦してきている(笑)。中には、蓮舫批判は「差別だ!」とか「レイシズムだ!」などという極論まで出てくる始末。

蓮舫にきちんと説明しろと書くのがメディアの役割ではないのか? 日ごろ盛んに「権力監視」と言っているのだから。「権力」は政府・与党だけではないだろう。

さらには、法的に問題なくても「国会議員としての道義的責任」を常に問題視する朝日新聞が、「法的に問題なし」の一点張りなのはどういうことか? こういうところがタブスタとかご都合主義と言われる所以なんだけどね。