男子400mリレーで山県亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥の日本は37秒60の日本新記録(アジア新)をマークし、銀メダルを獲得した。銀メダルは陸上トラック種目では、男子として過去最高。

400mリレー (1)
400mリレー (2)
予選で37秒68の日本新(アジア新)を出した勢いそのままに、決勝でもタイムを上げ、驚きの銀メダル(優勝はジャマイカ)。米国(失格)にタイムで勝つという素晴らしさ。

実は400mリレーは陸上にとって数少ないメダル候補。近年では五輪、世界選手権で決勝進出を果たしている。

4人の走力は過去の日本メンバーでは最高レベルだが、100m9秒台の選手がひとりもいない日本にとって、バトンパスは生命線。外国選手の「とりあえず渡す」的なものに比べ、日本独自のアンダーパスは減速が少ない利点がある。

ボルトも準決勝(自身は出場せず)後に「(日本の)バトンの渡し方が素晴らしく驚いている」と話している。

緻密なバトンパスには定評のあった日本に、走力がレベルアップしてきたのだから、銀メダルもあながち「驚き」ではないのかもしれない。言い過ぎかな?