レスリング女子は、58kg級で伊調馨が4連覇を達成。48kg級の登坂絵莉、69kg級の土性沙羅も見事金メダルを獲得した。

女子レスリング金メダル
女子の初日に登場した3人が、いずれも金メダルを獲得するという、素晴らしいスタートとなった。

登坂絵莉 (1)
登坂絵莉 (2)
最後の最後まであきらめず、残り数秒での逆転劇だった。世界選手権3連覇中ということだったので、もっと楽に勝てるのかとお気楽に観ていたが、手に汗握ってしまった。

一瞬の隙見逃さず、左足に鋭いタックルを仕掛け、相手の体をグラウンドに倒して逆転。この時残り1秒くらい? 精神力もすげぇなぁ~。

伊調馨 (1)
伊調馨 (2)
伊調も苦戦の決勝だった。タックルにきた相手の動きを利用して後ろへ回り逆転したのは、残り5秒くらいだった。

試合後、伊調は喜びを爆発させるというよりは、ほっとした表情を浮かべていたのが印象的だった。周りが4連覇4連覇!と盛んに言う中、やぱり重圧がかかっていたんだろうね。

まあ、それでも勝つところが真の世界王者なのかも。それにしても、もの凄い偉業だ!

土性沙羅 (1)
土性沙羅 (2)
伊調と登坂はオレでも事前情報を持っていたが、土性に関してはまったく知らず。珍しい名字だなぁ~くらい。土性も最後の最後(30秒くらい)で逆転勝ち。泥臭いタックルだったけど、なんとなく彼女のイメージにピッタリだった(失礼)。

このタックルは、吉田沙保里の父・栄勝さん(故人)直伝。昨年の世界選手権では優勝報告が出来なかったが、今回の金メダルはいい恩返しになったと思う。

リオ五輪から女子は4階級から6階級に増えた。次は吉田沙保里も出てくるので、大いに期待できる。