棒高跳びの澤野大地が、1952年ヘルシンキ大会6位の沢田文吉以来、64年ぶりの7位入賞を果たした。

澤野大地 (1)
澤野大地 (2)
澤野は「素直に喜びたい」と笑顔。

前回のロンドンに出られず、昨年は右アキレス腱の内部断裂、今季は日本選手権に優勝はしたがリオ五輪の参加標準記録を突破できず。標準記録を突破したのは代表追加期限のわずか8日前。まさに執念でつかんだリオへの切符だった。

競技が大雨で一時中断、海外の有力選手が低調な記録で終わったのに対して、平静さを保ち続けられたのは、辛苦を乗り越えた35歳のベテランならではだった。