東京地裁は福島第1原発事故に伴う原発製造メーカーへの損害賠償請求を棄却した(7月13日)。

当然の判決である。原発設備の製造や設置に関して、メーカー側に瑕疵があったわけでもなんでもなく、左翼弁護士が主導してのムリ筋の訴訟だ。

訴訟を起こした主体は「原発訴訟の会」。河合弘之や嶋昭宏など、著名なその筋の弁護士連中が主体。国内外に訴訟参加を呼びかけ、約3800人が原告となっている。最初は約1400人だったので、いつの間にか約3倍に増えており驚きだ。ほとんどが福島県外の人々だ。

「原発訴訟の会」は参加費年間2000円で、
「原発事故による精神的なショックを受けた方ならどなたでも参加できます」
「特に海外の方歓迎です」
と原告を募っていた。

訴えの理由も
「事故映像を見た際、放射性物質の拡散への恐怖を感じ、ショックを受けた」
だからね。

原発は「原子力の恐怖から免れて生きる権利を侵害するもの」だそうだ。当然「原告が主張する権利を侵害するとは言えない」って判決は至極まっとうなもの。

日本も何でもありになってきたな。自動車事故の悲惨な映像を見てショックを受けたと自動車メーカーを訴える鉄道事故の悲惨な映像を見てショックを受けた鉄道車両メーカーを訴えるもありだね。でも、こういう訴えを起こす人はいない。当たり前だけど。

物を造る側とそれを使用し運用する側は、立場も違えば責任範疇も違う。(製造物の瑕疵がないことが前提)

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」を地で行く行動だ。こういう訴訟を扇動する左翼弁護士は、反原発思想の持って行き場を間違えている。

訴訟に参加した日本人原告の人たちは、もちろん電力を沖縄電力から買ってるんだろうね? 沖縄電力以外はすべて原発を持ってるからね。もしくは、再生エネルギー電力を専門に供給する企業と契約してるんだろうね?

電力の自由化が始まったんだから可能だろう。まさか東京電力から買ってないだろうな?(笑)

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