朝日新聞6月26日の「日曜に想う」というコラムを編集委員・曽我豪が書いていた。

曽我は言う。
「参院選2週間前なのに、全然盛り上がっていない」
「日本政治は結局何も変わらないのだという閉塞感が気になる」

「日本政治は結局何も変わらない」と言うが、本当にそうか?
ここ数年でドラスチックに変わったではないか?

旧民主党が何もできずに、日本は国力も経済も大きく低迷した。自民党に政権が戻り(安倍首相になり)、デフレからの脱却が見えてきた。アホが「トラストミー」などとと言って壊しかけた日米同盟も、元に戻っている。

良い悪いは別にして、「特定秘密保護法」や「安保法制」の制定により日本の方針、政策も大きく変わってきている。

このような状況であるにも係わらず、曽我は「何も変わらない」「閉塞感」と嘆く。曽我豪がどう感じていようが、こいつの主観だからいいだろう。しかし、曽我が感じている「閉塞感」は、裏を返せば朝日新聞の現況そのものだ。

朝日新聞やそのシンパから言わせれば、自分たちの思い通りに行かないという「閉塞感」満杯だろう。それを日本人全体が感じている共通の思いみたいに言われるのは心外だし、まったく外れている。

まあ、朝日新聞、曽我豪が「閉塞感」に浸かっている方が、日本は正しい道を歩んでいるという証なので、それはそれでいいけどね。