コリジョンルール? (1)
コリジョンルール? (2)
5月11日の阪神-巨人戦で、巨人のセカンドランナーがホーム狙ったが、センターからの好返球でタッチアウト! ところが、巨人の抗議でセーフに判定変更。「コリジョンルール」の適用だってさ。

写真を見ても、何の変哲もないホーム上のクロスプレイ。これをキャッチャーの走路妨害と言われても・・・。

改めて、「コリジョンルール」とは
・走者が捕手に強引に体当たりすることを禁止する
・捕手のブロックと走者の走路を妨害することを禁止する
・送球がそれるなど、やむを得ない事情で捕手が走路内に入るときも、激しい接触は控える
・審判団は悪質かつ危険な衝突とみなしたとき、当該走者に対して警告や退場を宣告できる

確かに、過去見られた外国人選手の過度な体当たりなどは、けが防止の面からも、規制すべきかもしれない。でも、写真程度のブロックにもなっていないようなプレイまで規制しちゃうと、ホーム上でのクロスプレイのドキドキ感まで奪ってしまう。

こうなると、キャッチャーは何も出来なくなってしまう。ランナーを避けてタッチするだけ。攻撃側はアウトのタイミングでもランナーを突っ込ませれば、みんなセーフになりそうだ。一連の動作の中で、キャッチャーがホームベースを覆うようなことは必ずある。それをいちいち「コリジョンルール」違反だと言い出したら・・・。

現実にこのプレイだけでなく、他の試合でも同様の事例が発生している。小学生のリトルリーグじゃない。プロがやってる野球だ。

こうやって、どんどん野球がつまらなくなっていく。そしてファンが離れていく。ますます野球離れが進む。素晴らしい(?)悪循環に自ら足を突っ込んだな。