三菱自動車の燃費データ「捏造」に関して、社内に「隠蔽」風土が蔓延している様が明らかになってきている。

三菱自動車の悪しき伝統のようだ。社長の相川哲郎自らが、ある種の「隠蔽」の過去を自慢しているのだ。2014年に社長に就任した相川は、インタビューで武勇伝(?)を誇らしげに語っている。

リコール隠しが発覚しダイムラーに見捨てられた際、当時開発中だった「i(アイ)」が開発中止になった。しかし、あきらめきれなかった相川らは極秘に開発を継続したという。その「i(アイ)」のボディーは、初の電気自動車「i-MiEV」に使われ、「あのとき、中止していたら作れなかった」と相川は言う。

まあ、技術屋としての「こだわり」みたいな所は理解できなくもないが・・・。「職人気質」の技術者は意外と多い。上の経営判断がすべて正しいわけではないが、だからと言ってそれを無視していたら会社・組織は成り立たない。結果的にボディーを流用できたからいいが、人・物・カネ・時間のムダ遣いになり、会社に損失を与えた可能性すらある。

話を戻すと、本人は無意識だろうが「美談」的に話している。でもこれって業務命令違反だし、上へ報告もしていない。こういうのを「ルール違反」「隠蔽」と言う。

相川は気づいていない。自身が三菱自動車の「隠蔽体質」にどっぷり浸かっていることを。それを「美談」「武勇伝」的に話をしている愚かさ。自分がをやっていたことを、今度は部下にやられただけ。

相川の隠蔽は良い隠蔽で、今回の事例は悪い隠蔽だ、なんてことはまったくない。根っこは同じ。三菱自動車の社内風土に「隠蔽体質」が深く根付いているということ。

過去のクレーム隠し・リコール逃れで潰れそうになったにも係わらず、その体質は変わらず。そりゃそうだ、社長自らが「ルール違反」「隠蔽」を自慢してるんだから。こんな会社が存続できるわけがないし、存続してはいけない。

潰れろ!!

三菱自動車関連
 「三菱自動車はもう潰れろ!!
 「群馬三菱自動車販売も潰れろ!!