各地で桜も満開になり、これからお花見という人も多いだろう。
日本の桜を見る花見は平安時代からの伝統があるといわれ、いまや日本人の春の風習となっている。まあ最近は、ただのどんちゃん騒ぎをする場と勘違いしている輩もいるけど・・・。
そんな中、花見の雰囲気を台無しにする行為を行っている人々がいる。それも日本各地に出没しているようだ。
花見客が多く集まることをいいことに、そこで自分たちの政治的主張を声高に叫んで、花見の雰囲気をぶち壊している。
こういう連中は「表現の自由だ!」とか「思想信条の自由がある!」とか言いそうだが、そういうことではない。「~の自由がある」からといって、どこで何をしてもいいということではない。
日本人の行動原則として「わきまえる」というものがある。説明するまでもないが、「物事の区別や善悪の区別をすること」である。「場所をわきまえる」「立場をわきまえる」などと使う。
写真のようなことは、これこそ「場所をわきまえろ!」となる。自分たちの主義主張をたくさんの人に訴える良い機会と捉えているんだろうが、聞かされたり絡まれた人がどんなに嫌な気持ちになっているか。この手の連中はまったく気にも留めない。
日本のわびさびを理解しろとは言わないが、なんと野暮なことか。だから嫌われる。
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