秋田県大館市議・相馬ヱミ子(社民党、67歳)が、48歳の独身市長に対して、「結婚していないし子供もいないから議論するのは無理。結婚でもしてから改めて議論をしたい」などと発言、戒告処分を受けた。

しかし相馬市議は「以前の市議会で市長から『お母さん』と呼ばれたこともあり、親心で子育ての重要性を訴えた。 結婚は私的なことで、誤解を招く表現だったが悪意はなく、戒告は納得いかない」と反発している。

今の世の中、この発言はれっきとした「セクハラ」だ! 近所のおせっかいおばちゃんじゃないんだから、市議(公人)としての自覚が足りない発言。

このおばちゃん市議の「セクハラ発言」に対して、なぜかメディアが静かなのが不思議だ。2014年の東京都議会で女性議員に「自分が早く結婚したらいいじゃないか」とヤジを飛ばした議員が、公開謝罪に追い込まれたことがあったが、各メディアは鬼の首をとったかのような批判の嵐だった。

連日、ニュース番組やワイドショーで犯人捜しを行い、ついには音声分析までしていた番組もあった。これに比べ、今回はどうだ? いたって静かだ。なぜか? 理由は簡単。
 女性市議から男性市長への発言
 社民党から保守系男性市長への発言
だから。

もし、おばちゃんをおじさん、独身男性市長を独身女性市長に置き換えたらどうか? 社民党を自民党、保守系市長を革新系市長でもいい。メディアを挙げて大騒ぎだっただろう。こういうメディアのタブスタに国民は呆れている。

まあこのおばちゃん市議も、おじさん市議が独身女性市長に同じことを言ったら真っ先に騒ぐんだろうから、戒告に反発するんじゃなくて、まず謝罪が先だろう。

こういうことが分からないんだよね。だって社民党だから。