日本政府が国連欧州本部で開かれた女子差別撤廃委員会の対日審査で慰安婦問題に関する事実関係を説明した。

国連女子差別撤廃委員かい
政府代表は強制連行を裏付ける資料がなかったことを説明するとともに、
 強制連行説は吉田清治氏による「捏造」
 朝日新聞が吉田の本を大きく報じたことが「国際社会に大きな影響を与えた」
 「慰安婦20万人」についても朝日新聞が女子挺身隊を「混同した」
 「性奴隷」との表現についても「事実に反する」
と説明した。

日本政府が国連の場で、こういう説明をするのは初めてだ。今まで何をやってたんだと言う思いはあるが、事実関係をきちんと説明(表明)した意味は大きい。その中で、朝日新聞の「重罪」を世界に知らしめたことの意義も大きい。

ところで、これを朝日新聞はどう報じたのか? 笑ってしまうが、朝日新聞は「現実逃避」した上に「逃亡」したのだ。

朝日新聞:「『不可逆的に解決』 慰安婦問題、国連で日本強調」何の記事の見出しだ? と思ってしまう。記事の内容を見ると、
 慰安婦問題は最終的かつ不可逆的に解決した
 20世紀の戦時下、多くの女性たちの尊厳や名誉が傷つけられた
 21世紀こそ人権が傷つけられることのないようリードしていく
おいおい、朝日の「あ」の字もないぞ。相変わらず、都合の悪いことは「報道しない権利」全開だ。

記事の端々に悔しさがにじみ出ているところもみっともない。
 日韓合意は「被害女性抜きにした合意だ」などと反発する声もある
 韓国で合意を批判する市民団体やメディアを刺激する
 今回の見解説明は官邸主導だ
「こういう声もあるんだ!」的に開き直っても、よけい恥をさらすだけなのに。

朝日新聞は現実を見るチャンスを与えてもらったと考え、自社の「重罪」をきちんと反省し、その上で記事を書くならいいが、現実を見ず反省もせず「逃亡」しているようじゃ話にならない。

さらには、「慰安婦問題は女性の人権問題」などと、都合が悪くなってから言い出した「論理のすり替え」をまだやってる。

本当は朝日新聞も自社の「重罪」を分かってるんだから、早く認めて反省すればいいのに。面子と自尊心が許さないか? 朝日新聞よ!