シリア系難民が大量に欧州に押しかけ、いろいろな問題が噴出している。国によっては国境を封鎖し移入を防いだり、受け入れに積極的な国でも反対運動が起こるなど、クリアすべき問題点が多い。

そんな中、日本でも積極的に難民を受け入れろという論調がある。その代表格が朝日新聞だ。朝日新聞は言う。
「日本の昨年の難民認定数は11人。米国や欧州と比べると極めて少ない」
「認定3人。厳格な要件解釈」
「国際貢献と言うにはあまりにも規模が小さすぎる」
「日本の厳し過ぎる難民認定基準は見直す必要がある」

朝日新聞が言う11人とは、昨年の難民認定数(母数は5000人)。3人とは昨年のシリア難民の認定数(母数は63人)。確かにこの数字だけ見ると、日本は難民の受け入れに消極的に見える。

しかし、この数字の中身を精査すると、朝日新聞の言い分がまったく正しくないことが分かる。

まず、難民とは何か? 「人種・宗教・国籍・政治的な意見などを理由として迫害の恐れがあり、国の保護を受けることができない者」つまり、母国から迫害を受けている人々である。

じゃあ、日本で難民申請した方々がどんな理由を挙げているのか?「イスラム教からキリスト教に改宗したので迫害を受けている」と言う中東出身の人は、単に酒を飲むために改宗しただけの人だった。

「同性愛者なので国に帰れば殺される」と言うアフリカ出身の人は、日本国内で結婚して子どももいた。

「ラーメン屋で働いているが、店主が倒れてしまい後を継くため日本に居たい」と言う東南アジア出身の人は、単に日本で働きたいと言っているだけである。

それ以外にも、母国で隣人と土地の境界を巡ってもめているとか、母国で不倫をして夫から追われているとか。こんなのばっか。

なんてことはない。日本での在留資格が欲しいだけの人が圧倒的に多いのだ。だから必然的に認定数は11/5000人、3/63人となるのだ。決して受け入れに消極的な訳ではなく、真の難民申請がなされていないというのが真相である。

朝日新聞は「日本の厳し過ぎる難民認定基準は見直す必要がある」と言う。でも、上記のような方々を難民として認定することができないのは当然である。こういう実態を知ったうえで朝日新聞は難民認定せよと言うのか?それとも、無条件に難民申請者全員を認定しろとでも言うのか?

数字だけで見て日本批判をしているんだろうが、自らの無知・勉強不足を曝け出しただけである。非常に恥ずかしい新聞だということ。

もし数字の真の意味を知っていてこういう記事を書いているなら、非常に悪質である。一連の慰安婦報道と同様、「捏造」と言われても仕方がない扇動報道だ!