水泳世界選手権のシンクロデュエットTRで、乾・三井ペアが見事銅メダルを獲得した。シンクロのメダルは2007年以来4大会ぶり。
翌日には、チームTRでも銅メダルを獲得した。チームの選手がみんな大泣きしていたのが印象的だった。
昨年復帰した井村ヘッドコーチの存在が大きいんだと思う。井村コーチのスパルタ練習はすごいらしい。代表12人のうち2人が、「体力的についていけない」と辞退するほどだった。
「心臓が飛び出るくらい緊張しなさい」井村コーチの言葉だが、普通は試合での緊張をどうほぐすかと考えるが、まったく逆の言葉。真意は「どれだけ緊張しても体が勝手に動くくらい練習せえ」ということらしい。
すっげぇなあと思ったが、同じことを言っていたコーチを思い出した。チアリーディングの高校チャンピオン・箕面自由学園高の野田コーチ。日本選手権(JAPAN CUP)で9連覇を達成。現在も4連覇中だ。同校に密着した番組の中で、大会前日練習中に盛んに「もっと緊張して!」と言っていた。
主旨は井村コーチを同じなんだと思う。緊張した中で練習と同様のことができるまで練習しろってこと。あとは、緩んだ状態で練習するとけがをするから。
名コーチが目立つのもいいけど、基本は選手の頑張り。今回の代表選手は、全員が体脂肪率を平均5%落としたという。頑張ったからと言って、必ず結果が付いてくるわけではないが、今回メダルと言う形になって本当に良かった。
選手の号泣ぶりをみて、素直に「おめでとう」だね。
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