朝日新聞朝刊のコラムである「天声人語」。一時期、大学入試に使用される頻度が高いので、朝日新聞(天声人語)を読んでいた方が大学入試に有利だなんて言われていた。
朝日新聞もそんな都市伝説を意識してか、朝日新聞ひろば(Web)で「文章力アップの近道は、上手な文章を真似ること。書き写して、文章のリズムや構成・表現力を身体で覚えよう」なんて、バカなことを言っている。「天声人語」が上手な文章??
さらには、天声人語書き写しノート」などという物を作って売っているのだ。ノート自体は216円だが、書き写すために朝日新聞を購読を購読しなくてはならないから、けっこうな出費だ。(「朝日新聞がアホコラム「天声人語」で商売をしてる(笑)」参照)
しかし、大学関係者によると、「天声人語が大学入試によく出るというのは、簡単で単純な文脈をわざわざ解りにくいようにこね回す悪文が多いため、容易に試験問題化でき出題者の労力が軽くて済むから」だと言う。
分かる気がする。「天声人語」は時事的なものと歳時記的なものを無理やり組み合わせていることが多く、得てして文章として筋が通っていないことが多い。しかもその中に朝日新聞の「思想」を盛り込むので、よけい支離滅裂になる。なんとなく尤もなことを言っているように見えるが、実は朝日思想しか頭に残らない。これがオレの意見というか感想。
本当は7月12日の「天声人語」のバカっぷりについて書こうとしたんだけど、前置きが長くなっちゃったので、とりあえず一旦終了。
つづく。
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