麻薬成分を含む錠剤を密輸したとしてトヨタ自動車の常務役員・ジュリー・ハンプが逮捕されたのが6月18日。(6月30日付で辞任)拘留期限の7月8日、東京地検はハンプ容疑者を不起訴(起訴猶予)にした。

なんなんだ、この大甘処分は?
麻薬オキシコドンを含む錠剤57錠が入った国際宅配便を密輸入し、しかもその品名を「ネックレス」と偽装。梱包箱の底に隠すように分散していたんだから、犯意は明らかだし、悪質でもある。

東京地検が言うには「体調不良に対処するためであり、薬の快楽を求めているわけではなかった」だって。

鎮痛目的なら違法薬物を密輸してもいいのか? しかも本人は「規制物質だと知っていた」と言っている。(「麻薬を輸入したとは思っていない」とも言っているが)

最低でも略式起訴し、罰金を支払わせるべきだ!

役員を辞任したことを以って、社会的制裁を受けていることも考慮したというが、クビになったのではなく自分で辞任しただけ。

トヨタのバカ社長は「捜査を通じてハンプ氏が法を犯す意図がなかったことが明らかにされると信じている」なんて戯言を言っていた。なんてことはない、自分らにまで責任が及ぶことを恐れていただけ。その証拠に、辞表がでたら即受理してじゃないか。「信じてる」んじゃないのか? バカ社長よ。

覚せい剤を所持や使用した人物が、覚せい剤とは思わなかった、知らなかったと言っても見逃さないだろう。今回は「規制物質だと知っていた」と言ってるんだぞ!

東京地検は「酌むべき事情」を過大にみすぎだろう。