高崎市や高崎商工会議所などでつくる協議会が2013年4月から始めた中心市街地を巡ることができる無料貸し出し自転車「高チャリ」。(正式には「高崎まちなかコミュニティサイクル」)

この「高チャリ」が思いがけず高崎市民の民度の低さを曝け出している。利用者のマナーが余りにも酷く、22時までとしている返却時間がまるで守られないのだ。

「高チャリ」
上毛新聞の調査によると、15ヶ所ある専用駐輪場に時間内に戻って来たのは、全150台中少ない日で7台だったという(5月連休中)。また、高崎駅周辺とされている利用エリアも守られず、前橋市で発見されたものもあるという。(写真は5月12日の上毛新聞から)

どうやら150台中140台近くは高崎市民が私物化しているようだ。マンションの駐輪場にあったり、一戸建て住宅の物置にシャッターを閉めて隠してあったなどの事例も確認されている。

酷いものでは、利用時間を過ぎた22時過ぎに、家族連れが帰宅に利用する姿も目撃されている。何台もっていくんだ!!

また、朝6時過ぎに会社員らしき男性が駐輪場に置き、高崎駅の方へ向かっていく姿も。その後も同様の姿が続々。これは明らかに個人が占有したうえで、意図的に通勤に使っている。

通勤に使用されるのを防止するため、利用開始時間を7時から9時に変更した経緯がある(2013年6月)。2013年4月に始めて、たった2ヶ月で通勤に使う不届き者のせいで利用時間が変更されている。

それにもかかわらず、いまだに通勤に使っている不届き者がいるとは、なんと情けない市民だ!! 恥ずかしい恥ずかしい高崎市民。

もちろん、高崎市民といってもほんの一握りの不届き者の仕業かもしれないが、これが高崎市全体の評価となる。郊外に居住している人たちも無関係ではない。

この件は地元紙・上毛新聞のみならず、全国ネットのTVのワイドショーでも紹介された。さらには、一部ネットで拡散もしている。

県外者が高崎市の印象は? と聞かれたら、「あっ、共用自転車を占有しちゃうような民度の低い街ね」と言われるだろう。

恥ずかし過ぎるぞ高崎市民!!!