鹿児島県阿久根市の市長選で、前市長が敗れた。
その手法には、いろいろ批判もあったが、やっていることは正しかった。首長、議会、公務員労組が手を取り、なあなあな自治体しかないこの日本で、素晴らしい改革の実行者であったのに。

今日の大新聞を見ると、「否定された手法」的な論調が多かった。大新聞は、前市長から取材拒否を受けていたため、常に批判的だった。まあ、記者クラブにどっぷり浸かっている連中は、その程度である。

投票者の約半分が、前市長に投票したことなど、一行も触れていない。自分たちは、ペンで不正を正しているとでも、思っているのか?市民生活(公務員以外)の実情を、全く見ていない。

また、地方議会も既得権益を守ることに汲々とし、行政のチェック機関とは、ほど遠いものである。
まあ、これは、阿久根市に限ったことではないけど・・・。自分たちの給料を日当制にされて、怒り心頭だったのだろう。何にもしないで高給が手に入るんだから。こんなおいしい副業はないのに、何しやがんだ!!ってところね。

これで阿久根市も元に戻っちまうんだろうな。議員様の給料は、働きもしないのにガバガバ。市職員のボーナスも元通り。市内民間企業の倍以上の年収でウハウハ。

これで、また誰も市民の方を見なくなる。

まったく、残念な結果である。