ちょっと古いネタで申し訳ないが、昨年産経新聞が平成の歴代首相の評価を行っていた。
平成に入ってから首相に就任した故・宇野宗佑から前首相の菅直人までの計15人のうち、超短命な宇野と羽田孜は評価から除かれている。この2人は、評価不能だってさ(笑)。
だいたい1人平均1年半。小泉純一郎が5年やってるので、小泉を除くと1人平均1年と3ヶ月。政治混迷、ここに極まりって感じ。
評価方法は、政策などの「見識」、国民への「発信力」、法案成立などの「実現力」、「外交」、「国会対策」、「歴史観」の6項目で、各10点(60点満点)。
国会対策って内向きで、裏を返せば談合じゃないの?
「国会対策」より「指導力(リーダーシップ)」の方が良いような気がするけど・・・。あと、歴史観って産経新聞らしい。
結果は、
第1位 安倍晋三 46点
第2位 小渕恵三 44点
第3位 小泉純一郎 42点
中略
第11位 福田康夫 28点
第12位 菅直人 26点
最下位 鳩山由紀夫 25点
安倍ちゃんが1位か。
まあ、産経新聞の論説傾向を見れば、安倍ちゃんが高評価なのもうなずける。(どっちも右巻き系。)
憲法改正に必要な国民投票法の成立、戦後初の教育基本法改正、防衛庁の省昇格など、1年間の業績としては特筆に値する、とベタ褒め。安倍内閣の挫折は日本の政治にとって極めて惜しまれる事態だった、とまで。さらには、安倍氏復権が予想以上に早まる可能性もある、と再登板に期待。
2位の小渕恵三も意外。
カブを掲げて「株上がれぇ~っ」なんていうパフォーマンスや、誰彼なく電話して「ブッチホン」なんて言われていたくらいしか記憶にないけど・・・。
下位3人は、みんな最近の首相で、ダメさ加減の記憶も新しい。
最下位の鳩山に関しては異論はない。衆参両院で多数を握っていたにもかかわらず、成果らしい成果もないまま、普天間問題で迷走した揚げ句、自爆(笑)。首相になったのが間違いで、首相はおろか政治家としての資質すらない。
全体的に、産経新聞の論説と近いか近くないかで、順位が決まってる傾向があるけど、下の方は誰が見てもこうなるような気もする。
この評価基準でいったら、野田くんも相当下の方にランクされるのは、間違いないね。発信力は0点だろうからね。
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