中国で流行っている自虐ジョークがある。「この国で最も遠慮深いのは食堂の料理人だ。客が『一緒に食べよう』と言っても決して口にしない。」
料理人が客の申し出を断ったのは、遠慮したのではなく、自分が作った料理がいかに危険かを知っているためである。
先ごろ中国・江蘇省でネズミやキツネを羊肉に偽装していた精肉業者が摘発され、日本でも報道された。業者のあきれた言い分は、「羊肉をそのまま売っても儲からない。」
さらには、浙江省杭州市内で「牛肉製品」として販売されていた8食品のDNA検査したところ、そのすべてから豚肉のDNAが検出され、うち5食品には牛のDNAが含まれていなかった。
数年前からは、下水を精製して作った食用油「地溝油」が流通している。大腸菌や種々のウイルス、発がん性物質を大量に含んでいることが指摘されているが、その市場シェアは全食用油の1割以上となっている。
最後に、笑い話のような恐怖体験談。酒もタバコも飲まない日本の男性駐在員が、3年後に帰国して健康診断を受けたところ、極度の肝機能障害に冒されていた。思い当たるフシといえば、ほぼ毎日同じ屋台で食事をしていたことくらい。
中国の食品なんて、怖くて食べられたもんじゃない。
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