インターネットを使った選挙運動が先の参議院選から解禁され、ネット選挙と一部でもてはやされた。参議院選が終わって今考えると、「たいしたことはなかった」というのがオレの感想。

別に投票行動がネット情報で左右されることはなかったし、貴重な情報がネットから得られたわけでもなかった。まあ一部の無名候補者が、意外な票を獲得したとかあったみたいだけど。

選挙運動中も多くの候補者がHPやFB、ツイッターで情報を発信していたのを見てはいたけど、他のメディア(TV、新聞など)から得られる情報と大差なかった。

ただ、一部の候補者がとんでもないことを言ってるのを見て、「なんだこりゃ」というのはいくつかあった。

1番ひどかったのは、社民党の比例区候補。

7月12日のツイッターで、
「単身女性の3人に1人が月額9万7千円以下で生活。一日5人が餓死」
特に後半部分の、一日5人が餓死って何? 政府の社会保障などを批判してのツイートだろうが、誇大妄想以外の何ものでもない。

こいつは、福島瑞穂が一押しだったみたいだけど、結果的に社民党職員候補にも得票で負けていた。

あと、緑の党(みどりの風ではない)の比例区候補者は、街頭演説で
「福島原発事故の影響で奇形児が生まれている」
というショッキングな話をした。(奇形の内容も具体的に言ってたけど、ここではちょっと書けない。)メディアが調査したところ、そのような事実なはいと言うことだったけど。

必要以上に原発事故・放射能不安を煽っている姿は、全く理解できない。(そういう選挙戦で当選したのもいたけどね。)

この候補者は九州に避難していて、この演説も九州で行ったもの。こういうの多いよね。自分が勝手に不安がって遠くへ避難しながら、風評被害を逆に巻き散らしているヤツ。

「堂々と福島で訴えろや」、と言いたい。