7月29日に長野県・中央アルプスで起きた韓国人登山客の遭難事故は、20人中4人が死亡するという痛ましい結果となった。

韓国では中高年を中心に「登山ブーム」が高まっている。しかし韓国国内では最も高い山でも標高1950mと、登山者を満足させられるような高山が少ない。そのため、わざわざ日本まで来て3000m級の山に登るのが人気となっている。特に景観の良い日本アルプスは人気だという。(あれだけ日本を非難しながら、日本に来る神経が分からないが、それは置いておく。)

韓国・釜山から来日した登山愛好家たちは、朝からの強い雨にも関わらず登山を強行。装備も薄着にカッパを着た程度、日本で使える携帯電話も持たず、しかも山岳ガイドも雇わず。

旅行会社は日本人ガイドをつけることを勧めたようだが、参加者の1人が日本での登山経験があり日本語も話せることを理由に拒絶している。

この状況を見れば、ずさんな登山計画が招いた悲劇と言える。ところが、そう考えないのが韓国人なのだ。

韓国地方紙・釜山日報は、
「日本は外国人観光客誘致に力を入れてるのだから、外国人登山客安全の対策を立てるべきだ。例えば山岳など事故が発生しやすい旅先では、携帯電話を登山客に貸すべきではないだろうか」
と、登山客より先に日本側に再発防止策を求める社説を掲載した。

何を言ってるんだか。

事故は痛ましいことだけど、こういう論調を行っている限り、また同じことが繰り返されると思うよ。

最後に書いておく。
宿泊先の山小屋のご主人は天候が悪いことから、「やめた方がいい!」とかなり強く引きとめている。韓国人登山客はそれを無視して出発した。