佐村河内守氏の件について、朝日新聞記者・吉田純子が反省していない反省記事を載せたことを書いた。(「朝日新聞が佐村河内問題で反省記事を載せたけど・・・」参照)
この記事が掲載されたのが2月11日。ところが朝日新聞は翌12日に、なぁ~んと開き直りともとれる記事を、「WEBRONZA」というウエブサイトにUPしていたのだ。
題して「佐村河内守だけが悪いのか?」
ちょっと長いが全文紹介(ただし、ルビなどは削除している)
「全聾の作曲家」「現代のベートーベン」などと呼ばれていた「作曲家」佐村河内守氏が、実は「ゴーストライター」に作曲を依頼していたことがわかった。この事件が発覚して以来、CDが出荷停止になったり、公演が中止になるなど波紋が広がり、メディアでは一転して「偽ベートーベン」「詐欺師」などと厳しい批判が出ている。彼は確かに悪い。しかし、「ヒロシマ」や「ハンディキャップ」を売りにする音楽業界、音楽以前に「感動の美談」をありがたがる聴き手の側にも問題はないだろうか?
すっげぇ開き直り! & 究極の「お前が言うな!!」
彼(佐村河内氏)が悪い、音楽業界が悪い、聴き手側が悪い。何か抜けてはいませんか?
「感動の美談」を仕立てあげ、聴き手の側を煽ったのは、他ならぬ朝日新聞を始めとしたマスコミではないか。
朝日新聞を始めとしたマスコミの「感動の美談」作りと煽り、これに関して何も言わないで、責任転嫁もはなはだしい。
実は、朝日新聞はウエブサイトに「佐村河内守という生き方 両耳の聴覚を失いながら続けた”いのち”の作曲」という「感動の美談」記事を載せていたことが判明。ところが、この「感動の美談」記事を、今回の件が発覚後、きれいさっぱり削除していたことも判明。
なんとまあ、姑息なことか。
吉田純子の「反省文もどき」もそうだったんだけど、自社(朝日新聞)にも責任の一端があるということを、決して認めないんだよね。そればかりか、他への責任転嫁のオンパレード。
一般の方のブログでも「不適切だった」と表明しているのも見受けられるのに、朝日新聞は責任転嫁のあげく、上から目線で聴き手側も悪いときた。
「WEBRONZA」の記事には署名がなかったので、誰が書いたか不明だけど、論調が似てるのでこれも吉田純子か??
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