朝日新聞の文化欄に「売れるから嫌中憎韓」という記事が載った。

まあ簡単に言えば、ベストセラーリストには韓国、中国を非難する作品が並び、大手書店は最も目立つ場所にコーナーを設けている。でも「週刊現代」のように「嫌中憎韓」をやめる週刊誌も出てきた、という主旨のことが書かれている。

結局、朝日新聞の言いたいことは、「週刊現代」素晴らしい! ということ。

週刊現代は1月末の号で、嫌中憎韓路線を転換。「『嫌中』『憎韓」『反日』なんでお互いそんなにムキになるのか?」という記事の中で、「『嫌中』『憎韓』に酔いしれる人々は、本当に武器を取るつもりか」と訴えた、と褒め称えている。

この記事を書いた守真弓という文化部(だと思う)の記者は、週刊現代を読んだことがあるのか? しかも定期的に。

週刊現代の手のひら返しは、知る人ぞ知る有名なことなんだけどね。当初、アベノミクス大絶賛で、「株も土地もこんなに上がるぞ 日経平均3万円も見えてきた」「平成の大相場 4万円まで見えてきた」なんて記事を載せてたのに、昨年5月に株価が一時的に値を下げると、とたんに「恐怖のアベノミクス相場 素人は退場すべし」「プロは日本株大暴落を知っていた」と、株はまだまだ下がると180度転換したんだよね。ところが、また今年に入ると「さあ株価4万円まで一直線!」。大爆笑!!

朝日新聞は、週刊現代が「嫌中憎韓」記事をやめたことが、よっぽど嬉しかったんだろうけど、週刊現代がこの路線を継続していく保証はまったくないぞ。

週刊現代だって、売れなきゃ方針はどんどん変わるさ。変わり身の早い週刊現代なら、なおさらだ。その時になって朝日新聞はどういう記事を載せるんだ?是非検証記事を載せてほしいが、お得意のダンマリだろうな(笑)。