旧東ドイツの女子フィギュア代表で、1984年サラエボ大会、1988年カルガリー大会と五輪2連覇したカタリーナ・ビットが、「キム・ヨナが金メダルを獲得すべきだったと思う。採点には落胆したし、正直、怒りを感じる」と強い不満を口にした。
サラエボ大会の記憶はないが、カルガリー大会の記憶はある。たいしてジャンプも跳べないんだけど、ナヨナヨと滑って「芸術性」があるという当時の判定で金メダル。
こいつの得意技は「顔芸」。
「感情豊かに」と言えば聞こえはいいが、それだけのヤツ。これがオレの当時の印象。
この大会に出た伊藤みどりが、トリプルアクセルを始めとしたジャンプを次々に決め、観客の拍手喝さいをあび5位に入賞したのを観て、オレは伊藤みどりこそが世界一とTVの前で思ったものだ。
当時(今もかな?)、フィギュアスケートは「芸術性」という審判の主観による判定が幅を利かせていた。
カタリーナ・ビットが、はっきり言うと「芸術性」は一切なかったが(失礼)、ジャンプの技術では明らかに勝っていた伊藤みどりに対して、「観客はゴムまりが跳ねるのを見に来たのではない」と皮肉ったという話が伝わっている。
こんなことを考えると、カタリーナ・ビットがキム・ヨナを擁護するのも良く分かる。「顔芸」の後継者だからね。
浅田真央よりキム・ヨナの方が、フリーの得点が高いという現実を考えると、スポーツとしてのフィギュアスケートの在り方ってどうなんだろう?
コメント
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コメントありがとうございます。
私は「そう」思います(あしからず)。