東京都議会で塩村文夏都議への性差別とも取れるヤジがとび、世間を賑わせている。自民党・鈴木章浩都議が女性都議とTVカメラの前で謝罪を行った映像が流れていた。

更には、別の自民党都議もヤジを飛ばしていたのに、これで幕引きは許されないと、犯人捜しを続けよとの報道も多い。

まあ、今回の一連のヤジは品のないもので、肯定するつもりはもちろんない。でも、ちょっと待てよ、という感じがする。つまり「違和感」がある。

この「違和感」の大元はマスコミ報道だ。ほぼすべてのメディアが大きく取り上げている。まあ、当の塩村都議や所属のみんなの党の思惑も絡んでいるんだろうけど、それにマスコミが乗っかっているという感が拭えない。

特に朝日新聞はこの件を連日大きく報道し、6月26日にはついに社説でまで取り上げている。曰く「反省なき議会 人権と少子化を学べ」。

オレの「違和感」は、今回のヤジと同様に品がなくゲスなヤジが過去にもあったということ。ではその時、朝日新聞はどんな報道したのか?それと、今回のヤジ主が自民党でなかったら、どう報道したんだろうという疑問。

次回はこの疑問について考えてみる。

おまけだが、今回話題の中心になった塩村文夏都議について、過去から現在進行形の話まで、出るわ出るわの大賑わい。

ヤジの件では被害者かもしれないけど、都議という政治家である以上は出てきた話について、きちんと説明責任を果たさなければならないのは当然のこと。塩村都議がもらっている政務調査費などは、れっきとした税金なんだからな。