昨年7月の参議院選比例区の開票作業で不正を働いた、高松市の職員などが起訴された。

起訴を受け、やっと朝日新聞が記事にした(逮捕の記事以降ダンマリだった)。ところが、記事は投票総数が交付した投票用紙より少なかったことから、思い込みで白票で辻褄を合わせた、という内容に終始している。しかもポンチ絵まで載せて「誤認」したと言っている。

こんなことを誰が信用するか。明らかに自民党候補者の得票を、意図的に集計しなかったものである。なぜ白票で辻褄合わせをすると、特定候補者のみの得票が0(ゼロ)票になるのか? 狙い撃ちしたのは明らかではないか。

これを「民主主義の破壊」と言わずして何を言う。

朝日新聞は民主主義の根幹をなす選挙での明らかな不正を、「誤認」と誘導しようとしている。やったのが「自治労」という、朝日新聞のシンパ組織だからである。

「誤認」だからなのか、朝日新聞は論調すらしていない。それとも「ちっ、ばれちまったか、高松市もしょうがねえな」なのか?

朝日新聞は、特定秘密保護法や集団的自衛権の行使容認に関して、「民主主義の崩壊だ」と、盛んに非難してきた。今回の件は「崩壊」どころの騒ぎではなく、明らかな「破壊」である。

朝日新聞がジャーナリズムを気取るなら、仮に「誤認」から始まったことだとしても、明確に非難しなくてはならない。そして2度とあってはならないと、強く書くべきである。それをしないということは、朝日新聞は自ら言論機関でないことを明言したということである。そう、朝日新聞という名の政治団体が発行する機関紙だと。

今回312票という貴重な投票が白票にされてしまった。当該候補者が当選したから良かったものの、312票以内の差で落選していたらと思うとぞっとする。さらには、投票した有権者の貴重な想いはどうなったのか?朝日新聞はこういうことについて、どう考えているのか。

地方の市町村議会なら、312票は当落に大きく影響する。もう開票作業を自治労の人間なんかには任せられない!

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