9月3日の朝日新聞が、1面(+6面)で大きく「特許 無条件で会社のもの」「『十分な報償金』の条件外す」と報じた。

社員が仕事で発明した特許を「社員」のものとする特許法の規定を改め、「無条件で会社のもの」とする、と政府が決めたとある。経済界の強い要望を踏まえ「報奨金などの条件をなくす」という。

企業をより優遇することで経済成長を促す狙いだが、社員の待遇悪化につながるだけでなく、研究者らは海外の企業に流出してしまう可能性がある、と朝日新聞は批判している。書いたのは西尾邦明記者。

ところが、翌9月4日に日本経済新聞が報じたところによると、条件は、社員に報奨を支払うルールを整備し、企業が発明者に報いるとある。

朝日新聞は、特許は無条件で会社のものと書き、日経は報償を支払うことを条件に会社のものとすると書く。

どっちが正しんだ??
結論は日経が書いた方が正しい。朝日新聞の記事は、よく言えば「誤報」、悪く言えば「捏造」である。

朝日新聞は政府、経済界を批判したいがために、意図的に悪意を持って「ウソ」を書き、自分たちの主張に読者をなびかせようとしたのだ。政府と経済界がぐるになって、社員の権利をないがしろにして、搾取しようとしていると誘導しようとしたもの。

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改めて朝日新聞の6面を見ると、会社が社員から特許を「取り上げる」さまが、悪意に溢れたイラストに描かれている。

しかし、こんな「ウソ」はすぐばれる。当然、記事に署名していた西尾邦明に非難が向かう。すると、西尾はツイッターで訳の分からない「言い訳」を始めた。

「無条件で会社のもの」は、すべて一律に最初から「会社のもの」になるという意味で用いました。「無条件」は報酬についての法的な規定がなくなるという意味では用いていません。記事が示す「無条件」には、社員に対し報酬が支払われない意味ではない。などなど。

記事は、そこに書かれていることがすべてだろう。「無条件で会社のもの」と書いてあったら、それ以外どう解釈できるのか? 「~という意味で書きました」「~という意味では書いてません」とか、記者の頭の中にある(文字になっていない)ことまで、読者は「想像」して記事を読まないといけないのか。

これこそ朝日新聞の真骨頂。自社の言い分に沿って事実でないこと(つまりウソ・捏造)を書き飛ばし、政府・経済界へ批判の矛先を向けようという、プロパガンダ記事である。

捏造してまで自社の言い分に沿った記事を書くのは、朝日新聞の体質である。それがばれてもとってつけた「言い訳」を連発し、謝罪どころか反省するらしない。本当にどうしようもないクズ新聞である。

ちなみに、9月14日現在、朝日新聞はこの記事を訂正していない。