10月3日の朝日新聞・読者投稿欄「声(voice)」に「噴火を見れば原発再稼働は無責任」という読者投稿が載った。御嶽山の噴火を見れば、川内原発の再稼働など無責任の極みだ!という内容。
原発再稼働阻止、さらには全廃というのが、朝日新聞の持論である。朝日新聞は今回の御嶽山の噴火を原発問題と絡め、「ほら危ないでしょ!」と、言いたくて言いたくてしょうがないのである。
しかし朝日新聞は、まだ御嶽山噴火と原発問題を絡めた発言をしていない。9月29日に御嶽山噴火から火山リスクの直視を、という社説は載せだが、原発再稼働とは絡めなかった。
何でかと言うと、御嶽山噴火に関しては人的被害が甚大で、まだ安否不明な方が大勢いるからだ。
そんな今、原発問題と絡めた話をすると、「まだ救助活動中なのに不謹慎だ。人命が損なわれた災害を自社の理論に使うのか!」との批判が出ることを恐れているからだ。
でも言いたくて言いたくて言いたくてしょうがない朝日新聞は、読者の投稿に飛びついたのだ。なんて姑息な朝日新聞。
朝日新聞が自社の言い分の補完として読者投稿を使っているのはよく知られている。社説の隣に投稿欄が陣取っているからだ。特定秘密保護法、集団的自衛権行使容認問題などの時は、社説で批判して、読者投稿欄もすべて批判の投稿で埋まっていた。ひどい時には、川柳欄まで使っていた(苦笑)。
朝日新聞よ、言いたいことがあるなら自分で言え。読者投稿など使うなよ。みっともない。
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