小渕優子経産相あての封書にカッターの刃が入っており、併せて川内原発再稼働に反対する手紙が同封されていた事件があった。この事件に関して、朝日新聞特別編集委員の冨永格がツイートした内容があまりに酷い。

「この発想というかアプローチ、センスと言ってもいいけど、脱原発派にはないんじゃない?」

つまり、原発推進派の「自作自演」の可能性が高いんじゃないのか、という趣旨だ。

文面から素直に判断すれば原発再稼働に反対する勢力と関係のある人物が出したと考えるのが普通だが、現時点で犯人は捕まっていないのでうかつなことは言えないし、言ってはいけないことである。

原発推進派の「自作自演」をにおわせるツイートなど、とんでもないことである。それを平気で言ってしまうところが朝日新聞の記者である。

自分の思想をまず中心に考えるからこうなる。その思想(原発反対!)に合わせて考えると、原発推進派が犯人でなくてはならない。

こいつは、というか朝日新聞の記者連中は、こんな考え方で記事を書いてきたんだろうな。

この考え方が、数々の「捏造」を生み出してきた土壌である。自分たちの思想に合わせてストーリーを作る。そのストーリーに事実が合わなければ事実を捻じ曲げる(これが吉田調書問題)。それでも不足なら事実を捏造する(これが一連の慰安婦問題)。

この冨永格というのはかなりの自信家みたいで、非常に傲慢で高飛車なツイートが多い。さらには上から目線の、いかにも「朝日の記者」って感じの物言いばかりだ。

こいつに代表されるように、表向き反省しているような態度を取りながら実はまったく反省していないのが朝日新聞の記者である。

オレのブログの常連である朝日新聞編集委員・前田直人のツイート。「こういう卑劣な脅迫は断じて許してはならない。あくまで言論で問うべきだ」普段の文章力はまったくないが、常識は多少あるようだ(笑)。

前田直人よ、朝日新聞のためにも冨永格に一言言ってやれよ。特別編集委員を辞めて引退しなさい、と。