朝日新聞の慰安婦報道を検証する第三者委員会の審議がスタートした。初会合で社長の木村伊量は、自ら(朝日新聞)の「自浄作用」がまったくないことを改めて示した。

審議議題は
①慰安婦報道(吉田清治証言)の取り消しに長期間かかった理由
②池上彰のコラム不掲載問題とその後の対応
③慰安婦報道が日韓関係など国際社会に与えた影響
④その他
だと言う。

9月11日の不遜な開き直り会見でも言っていた内容ではあるが、朝日新聞に「自浄作用」がないことを示している。

こんな内容は自らの責任で、検証しなくてはならない問題だ。自分で自分の不始末に対して調査できない会社なんぞは、その存在価値すらない。

朝日新聞が不祥事を起こした会社を非難し、かつ投げかけた言葉が「自浄作用」ではないか? 他人には厳しく自分に甘いクズ会社であることを、自ら示しただけである。

それに、朝日新聞が選んだ第三者委員会の委員が酷い。そのほとんどが身内とお仲間。オレの見立てでは、7人中6人までもが朝日新聞の身内かお仲間。こんな第三者に大甘提言をさせて幕引きかよ。

初会合で委員長の中込秀樹が「(朝日)新聞社自身が解体して出直せ、ということになるかもしれない」なんて言ったらしいが、最初っからアリバイ作りのポーズかよ。

繰り返し言うが、朝日新聞は不祥事を起こした企業に向かって「自浄作用」という言葉を連発した。ある民放で「やらせ」問題が発覚し、その後の番組作りでも朝日のおきに召さない対策だったとして、社説で「自浄作用はどうなっているのか」などと、批判したことを忘れたわけではあるまい。

それが、自らの不祥事に関しては「自浄作用」なんて言葉はないかのような対応である。

なんと恥ずかしいクズ新聞だろうか。