10月5日の朝日新聞スポーツ欄に、タイトルの見出しが躍った。

えっっ??? 史上最低といわれた仁川アジア大会から何を学ぶのか。「2020年の東京五輪への教訓やヒントがあるのではないか」って・・・。さすが朝日新聞である。何か良いところはないかって、一生懸命探したんだろうな(笑)。

「ボランティアの友好的な態度」とか言って、陸上競技の話を書いているが、この記事を書いた原田亜紀夫は、わざわざ韓国まで行って何を見ていたんだろうか??

韓国ではボランティアをやったことが、就職に有利に働く国である。だから「奉仕の精神」でやってるヤツなどほとんどいない。そのためモラルも非常に低い。

その証拠に日当が引き下げられたとたん、多くのボランティアが「逃亡」した。ビーチバレーやカバティ会場では、ボランティアが賭けトランプに興じていた。野球では練習用のボールにサインをせがんでいた。

陸上では通訳が不足し、英語が話せる金メダリストが、英語が話せない銀・銅メダリスト(アラビア語圏)の通訳をさせられていた。

原田は「競技以外で何かと騒がしい大会ではあった」と書いているが、とても「騒がしい」なんてレベルではない。

選手用に準備した弁当からサルモネラ菌が検出されるわ、賞味期限切れの弁当を出すわ、一歩間違えれば選手生命を危機にさらすかもしれないような対応だ。

日本選手の入っている選手村のエレベーターが「突然」故障し、選手は階段での上り下りする羽目になった。サッカー選手(男子)は22階まで頑張って歩いていた。中国バスケット選手は、割り当てられた部屋が足りずに、キッチンに簡易ベッドを置き寝かされた。

記事を書いた原田亜紀夫は、競技運営レベルが最低だったことには、どうやら意図的に目をつむっているようだ。

バドミントンの空調(風)問題、ボクシング、レスリング、サッカーでは「疑惑の判定」ばかりだった。韓国人選手に敗れた女子ボクシングのインド人選手の行動が象徴的だった。

でも、そんな中でも1番ひどかったのは、やはり日本への対応だ。

開会式で日本選手団入場の際、TV中継をしていたSBSは「周辺国と深刻な摩擦を起こす国」というテロップを入れるなど、悪意に満ちた放送をした。

会場では「死ね! 帰れ!」などのヘイトスピーチが浴びせられた。朝日新聞は、在日韓国・朝鮮人に向けた批判の言葉は、すべてヘイトスピーチのごとく言うが、韓国人の日本へのヘイトスピーチは無視する。

サッカー男子準々決勝の日韓戦では、またまた安重根の肖像画が掲げられた。

水泳で4つの金メダルを獲得し、大会MVPにも選ばれた萩野選手には客席から大ブーイングが浴びせられた。まあ、ブーイングはほとんどの競技で、日本選手に浴びせられていた。

韓国にはスポーツマンシップなんて言葉はないし、勝っても負けてもお互いの健闘を讃え合うなどという文化もない。不正をしてでも勝つ、勝つためには卑怯なことも厭わない。勝てばいいんだ、という劣等感剥き出しの三流国っぷりには、日本だけではなくアジア諸国も呆れかえったことだろう。

今大会の韓国のいい加減な大会運営、自国びいきの判定に対して「Don't Korea」という言葉が生まれた。「不正をするな!」という意味である。

こんな仁川アジア大会から、原田は何を学べと言うのか? 対韓国となると、とたんに「見ざる・言わざる・聞かざる」になってしまう朝日新聞。こういう態度は韓国のためにもならないんだけどなぁ~。

朝日新聞は2020年の東京五輪を心配するよりも、2018年の平昌冬季五輪を心配してやったらどうだ?今回のアジア大会だけではないぞ。今年のソチ五輪でもあれだけ醜態をさらした韓国に、ホスト国が務まると思うのか?