朝日新聞の第三者委が植村隆の記事を「捏造」認定せず、植村隆も「単に戦場に連れて行かれたという意味で『連行』という言葉を用いた」などど、レベルの低い言い訳をしたことを前回書いた。(「朝日新聞・第三者委 植村隆の捏造を認定せず」)

植村の言い訳を読んで、ある記者の言い訳を思い出した。9月に特許法の改正に際して、「捏造」誘導記事を書いた西尾邦明だ。

西尾は「特許 無条件で会社のもの」「『十分な報償金』の条件外す」と特許法が改正されると書いた。しかし実際は「社員に報奨を支払うルールを整備し、企業が発明者に報いることを条件に会社のものとする」というもの。

「無条件で会社のもの」などと「捏造」報道することで、政府のイメージダウンンを狙ったものである。(「まだまだあるぞ! 朝日新聞の捏造記事」)

でも、こんな「捏造」はすぐにばれた。西尾の言い訳は「『無条件』は報酬についての法的な規定がなくなるという意味では用いていません」「記事が示す『無条件』には、社員に対し報酬が支払われない意味ではない」

植村の「単に戦場に連れて行かれたという意味で『連行』という言葉を用いた」「強制連行されたと伝えるつもりはなかった」という言い訳とまったく同じ構成。

「こういうつもりで書いた」「こういうつもりでは書いてない」記者の書いた記事を、読者は記者の頭の中まで想像して読まなければいけないのか!!

朝日新聞の記者連中には、こういうのが多いんだろうな。「捏造」記事を書いても、「こういうつもりでは書いてない」と言い訳すれば不問になるような組織だ。

そう言えば高木真也の「処分」はどうなった?? 任天堂社長のインタビュー記事を「捏造」したヤツだ。朝日新聞は「適正な処分をする」と言いながら、高木に普通に記事を書かせている。処分したなら公表しろ! まさかまだ処分してねぇのか?
まだまだあるぞ! 朝日新聞の捏造記事 その2
朝日新聞は「捏造記者」に記事を書かせている