1月4日にスタートしたNHK大河ドラマ「花燃ゆ」は、吉田松陰の妹・文が主人公だ。文は後に群馬県初代県令・揖取素彦(かとり もとひこ)に嫁いでいる。(ちなみに、揖取の最初の妻も吉田松陰の妹・寿(ひさ)だ)
なので、群馬県は大河ドラマに期待している。前橋市をはじめとした各自治体も「花燃ゆ推進協議会」を設立し、その舞台となる地域の魅力を発信していくそうだ。
さらには地元紙(上毛新聞)も「揖取と文の物語」なんて連載を始めた。これ以外にも、盛んに大河ドラマ関連の記事を載せて、群馬県、関係自治体と一緒になってPRに余念がない。
ところが「花燃ゆ」のスタートは順風満帆とは言えないようだ。1月4日(初回)の視聴率は16.7%(関東地区)。これは史上3番目に低い数字だ。
文をやっている井上真央はかわいいが、文自体に知名度がない。NHKもよく分かっていて、イケメン男優を大量に投入している。松下村塾を男子校に見立てた「学園ドラマ」らしい(笑)。
幕末の動乱期は多少の面白みがあるかもしれないが、揖取が群馬県令になるのは明治9年(1876年)、文が揖取に嫁ぐのは明治16年(1883年)になってからである。群馬県はどのように大河ドラマで取り上げられるのだろうか?
「花燃ゆ」は知名度の低い群馬県にとって、好機到来となるのだろうか?群馬県民として、多少の期待を持ちながら・・・。
最後に、オレは大河ドラマをここ数十年観たことないし、「花燃ゆ」も観ない。
コメント