1月24日の13時頃、(株)アライバルというNURO光 販売代理店を名乗る男性が訪ねて来た。

彼が言うには「この地域の光回線は満杯で、速度が遅かったりして迷惑をかけているので、So-net(ソニーグループ)がNTT東日本から光回線を無料で借り受け工事を行う」

いかにも怪しい話。「NTT東日本の光回線を無料で借り受け」というセールストークはネットでも「ウソ」の代名詞となっている(有名な話)。

「NTT東日本とSo-netに確認するがいいか?」と問い詰めると「どっどっ、どうぞ、構いません」と後ずさりしながら言う。ちょっと目を離したら、その彼は既に消えていた。逃げ足速っっ(笑)。

一応、念のためNTT東日本とSo-netの両方に確認の電話を入れると、「回線の無料貸し借りなどしていないし工事の予定などない」とのこと。

この代理店の言いたいことは、「NTT東日本からSo-netが回線の無料借用(委託)を受けて、光回線の速度向上のための工事を行います。ついては契約書にサインをしてください」(実際には、工事を行いますの段階で、追い返しちゃったけど)ってこと。

その中で、
NTT東日本の光回線をSo-netが代理で工事を行うと思わせる
NTT東日本とSo-netには何の関係もないことは言わない
NTT東日本がフレッツ光をNURO光に変更すると誤解させる
この地域一斉に行うと思わせる

で、サインをすると、NURO光と言うSo-netの光回線契約を結んだことになり、プロバイダもSo-netになるということ。(NURO光はSo-netがやってるサービスなので、必然的にプロバイダはSo-netになる)

悪質だなぁ~。いまだにこんな詐欺まがいの勧誘をしている代理店があるんだと呆れてしまった。うちのご近所も周ってると思うので、契約しちゃった人もいるかも。ちょっと心配。

ちなみに、So-netのNURO光は世界最速を謳い、下りが最大2Gbpsと、スペック上は確かに速い。料金など比較した訳ではないので、うかつなことは言えないが、NTT東日本とSo-netには何の関係もないと気づかないままの人もいるかもね。

まっ、騙されるってことは一般的には「損をする」ってことだけど、損をするかは細かく確認できていないので、「詐欺」とは言わない。

しかし、こういう詐欺まがい(ウソを言って)で契約を取ろうという行為は、決して許されるものではない。結果的にSo-netの契約は増えるかもしれないが、So-netの信用は地に堕ちる。さらには、光回線事業者全体のイメージ低下にもつながる。

So-netに電話したとき、「こういう勧誘はSo-netの信用をも傷つけることになるので、適切な対応をしてください」って言っておいたけど・・・。

また、So-netに聞いた限りでは「アライバルという代理店は確認できない」とのこと。(念のため、NTT東日本にも聞いたが、同様の回答)

こういう悪質な業者をのさばらせておいてはいけない!