朝日新聞デジタルを覗いていたら、朝日新聞が「天声人語」で商売をしていることを知って驚いてしまった。
「天声人語書き写しノート」という物を売っていて、それにアホコラムを書き写すんだそうだ。税込216円!!ノート自体は216円かもしれないが、書き写すための朝日新聞を購読しなくてはならないから、けっこうな出費だ。
朝日新聞が言うには、「時事力」「読解力」「語彙・文章力」「集中力」が身につくのだとか・・・。
こんなもんが2011年の発売開始以来250万冊も売れているというから、さらに驚きだ! 学校の副教材にも使われているようで、使用している教師の言葉まで載っていた。まあ、使っているのは日教組の教師くらいだろうけど。
しかし、あの「天声人語」を読んでどうしようというのか? 時間のムダである。
「天声人語」は時事的なものと歳時記的なものを無理やり組み合わせていることが多く、得てして文章として筋が通っていないことが多い。しかもその中に朝日新聞の「思想」を盛り込むので、よけい支離滅裂になる。なんとなく尤もなことを言っているように見えるが、実は朝日思想しか頭に残らない。
こんな支離滅裂な文章を理解しようとして一生懸命読めば、確かに「集中力」は身につくかもしれない。しかし絶対に「時事力「読解力」「語彙・文章力」なんか身につかない!! 断言できる。
例えば、辺野古の米軍基地建設に反対したいがために、わざわざ紀貫之の「土佐日記」を持ってきて、荒れる海を鎮めるために鏡を投げ込んだという話を引用した後、辺野古の海にコンクリートブロックが投げ込まれていると嘆いて見せる。
この2つの事例には何の因果関係もない。基地建設に反対したいがために並べたに過ぎない。それも無理やり。
さらに、鏡を持ち出した手前、無理やり沖縄を鏡に例える。そうすると写るのは日本の民主主義だそうだ。それも朝日主観に染まった日本の民主主義!
これでどういう「◯◯力」が身につくのだろうか??? しいて言えば、「朝日力」は身につくかもしれないな(笑)。
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