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TBSのアナウンサー・渡部峻が泥酔したあげく一般民家に侵入、放尿するなどして通報・保護された(6月3日)。なぜ「保護」かというと、被害者が被害届を出さなかったから。そうでなければ、住居侵入・器物損壊などで逮捕されていただろう。

TBSは渡辺を番組から一時的に下ろしているが、何の説明もしていない。一部報道では「TBSは当初、事件を内々で処理するつもりだった」とされる。残念ながら情報は外部の漏れてしまったが。

渡部の行為は犯罪に該当する。酔っていたからは言い訳にも何にもならない。逮捕されてないからと言って「社会の公器」を自認するTV局が、不祥事を公表しないでやり過ごすなどということがあって良い訳がない。

2016年に記者職の社員が逮捕された際、TBSはその事実を隠蔽しようとした。TBSが事実を報道したのは逮捕から2日後。しかも朝4時の番組内でのみ。自社のニュースサイトでも掲載してすぐに削除。報道したというアリバイ作りだけしたということ。

こんなTBSだから渡部が逮捕されなかったことをいいことに、自らこれ以上の公表はする気がないのだろう。しかし、そんなことは許されない。TBSは「疑惑」などという曖昧な理由でも、盛んに報道してきたではないか。人権侵害的なことまでやっていたではないか。

それなのに自らのことでは「犯罪行為相当」の事実を隠してダンマリで内々に処分などは、典型的な「他人に厳しく自分に甘い」だ。もしTBSが渡部の件を自ら公表しないのであれば、同様に他人の違法行為(未逮捕)を報道してはいけない。

まあ、参院議員になったTBSの元アナ・杉尾秀哉をみれば、いかに「自分ことは棚に上げて」が浸透している組織か分かるというものだが。

関連
 「TBS記者・Sを万引きで逮捕! それを隠蔽するTBS


6月16日に投開票が行われた沖縄県会議員選で、玉城デニー知事に批判的な自民・公明両党などの反知事派が28議席を獲得し過半数を制した。

朝日新聞が社説でどんな論調をするのかと楽しみにしているのだが、未だに載せない(6月23日0:00現在)。もちろん一般記事では書いている(報道している)のだが、社論として書くべきだろう。過去、沖縄に関しては何かというと「民意に従え~!」と書いてきたのだから。

実はある予想をしていた。今回の県会議員選の投票率は45.26%で、前回の46.96%を下回った。これを踏まえ、朝日は「低投票率がぁ~!」路線で行くのかなと思っていた。朝日と言えば、都合の悪い選挙結果はすべて「投票率が低いからだぁ~。こんなの民意じゃない!」というのが定番だからだ。

2014年12月の衆議院選。安倍首相(当時)のもと、自民は291議席を得て圧勝した。その時朝日はどう書いたか? 「投票率が過去最低(52.66%)。こんなの民意じゃない!」。ところが同衆議院選の沖縄では、自民が小選挙区では全敗。これを受け朝日は「これが民意だぁ~!」。ところが沖縄県の投票率は52.36%。なんと全国平均よりも低かったのだ。

2019年2月に行われた「沖縄の県民投票」。なぜか辺野古移設の賛否ではなく、辺野古沿岸部の埋め立ての是非を問うもの。公選法に準拠したものではなく「アンケート」に近いものだと認識しているが、その結果は「埋め立て反対が多数」。

朝日は大喜び。社説で「政権は速やかに工事を止め、県や米政府と協議に入るべきである。県民投票の結果を、転換の礎としなければならない」と鼻息荒く書いたのだが、この投票率は52.48%。うぅ~ん、これは低くないの?

さらには、前回の沖縄県議選(2020年6月)。玉城デニーを支持する辺野古反対派が過半数(25議席)を得て勝利した。またしても朝日は社説で「県民の意思は一貫している。辺野古ノーだ」。もう書くまでもないが、投票率は46.96%。投票率50%を割っていて、しかも過去最低。でも一言も触れない。清々しいまでのダブスタ。

極めつけは、2022年1月の名護市長選。現職の辺野古推進派が勝利したのだが、投票率は68.32%。朝日は「投票率は前回を8ポイント余り下回り過去最低だった」と強調。過去最低だから「こんなの民意じゃない!」と書く荒技。

長々書いてきたが、これが朝日の選挙における「民意」の捉え方だ。自らに都合が良ければすべてが「これが民意だぁ~!」となるが、逆に都合が悪い結果は「こんなの民意じゃない!」。その理由の多くが「低投票率」。

朝日が沖縄県会議員選を論調をしないうちに、6月20日には東京都知事選が告示された。世の中の政治的視線はそちらに移ってしまった。朝日も早速翌日(21日)には「都知事選告示 首都の未来託す一票に」との社説を載せている。どうやら、論説委員連中は沖縄県会議員選には触れないでスルーするようだ(苦笑)。

論説委員は左翼イデオロギーに凝り固まっている連中なので、口が裂けても「玉城デニー派敗北」とは書きたくないのだろう。沖縄に関しては県会議員選に限らずあらゆる選挙で、都合の良い結果のときは社説で大はしゃぎして来たのに。

都合が悪いと途端にスルーして無言かよ。情けない連中だ。まあ、これが朝日ということ。


6月16日に投開票が行われた沖縄県会議員選で、玉城デニー知事に批判的な自民・公明両党などの反知事派が28議席を獲得し過半数を制した(定数48)。

政党別の当選者。 ( )内は選挙前
 自民党 20 (18)
 公明   4  (2)
 維新   2  (2)
 無(野) 2  (0)
 共産   4  (7)
 立民   2  (4)
 社民   2  (2)
 社大   3  (1)
 無(与) 9 (10)

沖縄県民が現実的な目線で判断した結果だろう。「辺野古基地建設反対」を叫んでいるだけの玉城デニー他、共産・立民に飽き飽きした結果。沖縄県の課題は他にもあるよってこと。前回(玉城支持勝利)も今回(反玉城派勝利)も、どちらも民意。玉城がそれを理解できるかは微妙だけど。

そんな中、共同通信は「米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する勢力の過半数獲得が確実になった」と、自らの「願望」を報道・配信した。そのため、共同から配信を受けている地方紙を中心に20紙が虚偽の報道をしてしまった。

もちろん「捏造」「印象操作」ではなく「ミス」なのだろうが、共同がやると特定の意図があるのでは? と感じてしまう。そう、共同の偏向っぷりは半端じゃないので。

共同によると、独自に各候補の得票数を集計する選挙システムの操作に手違いがあり、一部の候補に誤った得票数が表示されたことが原因という。編集局長は「深くおわびします。経緯を検証して再発防止策を講じ、正確な報道に努めます」だそうだ。

日頃から「印象操作」に精を出し、どうやったら自分たちの言い分を「過剰に表現」できるか、みたいなことばかり考えているから、こういう時に記事の精度を自ら検証できないんだ。自分たちにとって都合の良い結果(辺野古反対派勝利と言うミス)だったから、検証も何もせず「よっしゃーっ!」って報道したのだろう。

共同の記事なんて、所詮この程度のもの。こんな偏向通信社の記事を毎日読まされている地方紙の読者は、違う手段での情報収集を心がけないといけないのは言うまでもない。


6月16日放送のTBS「サンデーモーニング」に加藤登紀子が出演した。加藤と言えば一般的には「歌手」ということになっているのかもしれないが、オレのイメージは「極左活動家」。旦那は元全学連の活動家で前科持ち(既に死去している)。

加藤は番組内でいろいろ発言したようだが、ロシアとウクライナの戦争についても言及。「ウクライナを西側が応援して戦争を続けさせている。でも結局被害に遭っているのはウクライナだ。戦争を終わらせた人が勝利者だ」と、極左にありがちな西側批判。これに「確かにそうですね」などと相づちを打った司会の膳場貴子はバカ丸出しだ。

じゃあロシアが「戦争を止めます」と言えば、ロシアが勝者なのか? 加藤は本気で「プーチンが真の勝者」とか言いそうだ。戦争を始めたのは誰だ? なぜ極左はプーチンを批判しない?

加藤ら極左連中の共産国ソ連への憧れの強さは理解しがたい。ソ連なんて共産国でもなんでもなく、ただの「全体主義国家」でしかなかった。全体主義が大好きだから、強権を振りかざし一部の人間が多くの国民を「支配」するロシアも好きなのだろう。加藤ら極左は自分らが指導する側に無条件で立てると勝手に考えている。

だから中国の覇権主義にもまったく反対しない。それどころか日本が中国対策を行うと、ことごとく反対する。与那国島近海でマグニチュード6.8の地震が発生した際に「神の怒り」とツイート。直前に与那国島への自衛隊配備の是非を問う住民投票が行われ、賛成が過半数を占めたことへの反発の表れ。

極左が中国が大好きなのも同じ理由だ。とにかく全体主義が大好きで、支配する側にいたいという強い願望だけが、こいつらの活動の主目的だ。

そう言えば、加藤は太陽光発電など再エネの拡大活動もやっている。菅直人が孫正義らに好きなように使われ、彼らのために制度を作った際にもしゃしゃり出ていた。そんな加藤だが、自宅の近くに風力発電の計画が持ち上がると大反対している。ただの利己主義者であり偽善者でしかない。

関連
 「歌手・加藤登紀子の信じられないツイート
 「再生可能エネルギーの推進者?


沖縄タイムスの「新基地工事車両 新ゲートで右折 辺野古」(6月11日)という見出し。気になるわぁ。辺野古の基地建設現場でのことだろうが、「工事車両が右折した」ら何が起こったのだ?

ということで、記事を読んでみた。
「【名護】名護市辺野古の新基地建設工事で使われている米軍キャンプ・シュワブの新しい工事車両用ゲートで10日、これまで基地内から左折で出ていた工事用車両が、警備員らの誘導を受け右折する様子が確認された。基地建設に反対する市民は『見通しが悪いカーブで右折で出ていくのは危険だ』などと抗議した」

えっ??? 一応有料記事の途中(残り217文字あるらしい)までなので、この後に凄い内容が書かれているのか? なぁ~んてことがある訳なし。バカらしい記事。記事などと呼べる代物ではないな。極左活動家目線も、ここまで来ると清々しい。これを報道する「意義」は何? これで読者に何を伝えるつもりなの?

この調子だと、そのうち「工事車両が排ガスを出した」とか「警備員が咳をした」とか、記事になりそうだな。

沖タイ 秘密指令?
記事に添えられている写真を見ると、活動家の数が少ないように見えるので、読者である極左活動家連中に「新しい工事車両用ゲートに集合!」との指令暗号と考えると多少納得だけど(苦笑)。

この新聞社には極左活動家が記者として多数潜り込んでいるのは周知のこと。過去には極左活動家のために、県庁前広場から米軍キャンプ・シュワブのゲート前を結ぶ貸し切りバスを紹介するなどしていたほどだから。誰が見てもまとも新聞ではない。

とは言え、こういう極左の機関誌もどきが新聞を名乗っている。しかも沖縄では大きなシェア(もう1紙と会わせて)を得ている現実。

沖縄左翼 (1)
沖縄左翼 (2)
沖縄左翼 (3)
そんな沖縄タイムスは極左活動家連中の違法行為はまったく報道しない。こんなの犯罪行為ではないか。

沖縄左翼 (4)
米海軍の掃海艇が宮古島に寄港した際、乗組員が海岸の清掃活動を行ってくれた。その眼前に「NO! Base」のプラカードを掲げる活動家。こんな非常識な行動も「平和活動家が掃海艇寄港に抗議」とかになる。

犯罪者・福島瑞穂
社民党の福島瑞穂がキャンプ・シュワブのゲート前で違法な座り込み(車両通行妨害など)行い排除された際も「座り込む議員を強制排除」ってなる。ただの犯罪者なのにね。

もう「極左の機関誌」という以外に形容のしようがない。と言うか「極左の機関誌」だな。


北海道留萌市の少女(17)が行方不明となり、5月下旬に石狩川で遺体が見つかった事件で、北海道警は6月12日、ともに旭川市在住の21歳の女と19歳の女を殺人容疑で逮捕した。

この事件を報じるTVのニュース番組をたまたま見た。TV各局がニュース番組を流している夕方の時間帯。適当にザッピングをしていた際に、日テレとフジTVでこの事件をやっていたのを見た(6月12日)。

日テレ、フジともに逮捕された21歳の知り合い・関係者とかいう人が、容疑者の人となりについてインタビューに答えていた。

日テレ「そんなことをするようには見えない」と、事件が意外だというようなニュアンスで話していた。一方、フジ「(捕まったと聞いて)驚きはない」と、事件を起こしそうな人間というようなニュアンスで話していた。
*いずれも発言は要旨。一言一句こう話したかは記憶が曖昧だが、趣旨は違っていない。

日テレとフジで21歳の容疑者の人となり、他人が受けていた印象が大きく違う。日テレを見た人は「余程のことがあったのだろう」的な印象を受ける。フジを見た人は、逆に「そういうヤツなんだ」的な印象を受ける。

容疑者の素性や性格などは今後明らかになっていくのだろうが、初動で受けた印象は人を結果的に縛ることも多い。こういう事件報道で日テレもフジも、意図的に容疑者に「色」をつけようとはしないだろうから、どちらも間違ってはいないのだろう。

そうすると、たったひとりの関係者から話を聞いただけで報道するのは、正しい報道とは言えないことになる。両局とも「印象操作」をする意図はないだろうが、結果的に「印象操作」をしてしまっていることになる。

速報性が求められる事件報道で、他局との差別化を図ろうと独自の取材で報じるのは当然のことだが、結果的に意図しない「印象操作」をしてしまっては元も子もない。

個人的に問題だと思うのは、TV局(報道機関)がそんなことを気にしないで報道しているということ。意図しなければ「印象操作」をしていいのかと言えば、もちろんそんなことはない。

TV局(新聞なども)はオールドメディアと揶揄され、一部の世代にしか信用されなくなっているが、それでもまだ影響力は大きい。そういう自覚をもって報道しなくてはいけないだろう(意図的な「印象操作」を日常的に繰り返している某左派系メディアは論外だが)。


立憲民主党の蓮舫が東京都知事選に立候補するという。何事も批判ありきで、物事を成すことの出来ない人間に、行政組織の首長はふさわしくない。報道を見る限りでも、小池の批判はするが自分が何を成すかは言ってないようだ。一事が万事この調子(苦笑)。

そんな蓮舫は目立ちがり屋でパフォーマーでもあるから始末に負えない。当然、目立ちたいだけの人間も首長にはふさわしくない。現職の小池百合子も、蓮舫に変わず劣らずのパフォーマーだ。

おりしも2016年の知事就任時、豊洲市場の土壌汚染問題が持ち上がっていたが、小池はこれ幸いと自分のためだけに利用した。その結果、何が得られたか? 「安全だが安心ではない」のためにいくら使ったっけ? もう誰も覚えてないだろうが「ワイズペンディング」だったのか?

まあ、全国いたるところにこういう知事はいるけど、それでも多くの都道府県でその機能がまわるのは、行政組織がしっかりしているからだ(役人の能力関係なしに)。良い悪いは別だけど。

都知事選の現状(厳密には、まだ始まってもいないが)について思うことを、群馬県民が他人事のように書いただけ。でも、この記事で言いたいのは全然別のこと(前置きが長くなってしまったが)。

共産党の蓮舫ビラ
Xに投稿されていた蓮舫の都知事選ビラ。蓮舫の街頭演説や革マル枝野の応援演説が事前運動ではないかとの批判が出ている。そんな中、一般家庭にポスティングされたというビラ。これも事前運動ではないかと、同様に批判が上がっている。

いつものことではあるが、こいつらの「他人はダメだけど自分はOK」という理解できない思考からすると、然もありなんと思う。しかしビラをよく見ると、発行しているのは共産党東京都委員会。

事前運動かどうかはさて置き、蓮舫を支援すると明言している共産党がビラまで作って一生懸命頑張っているようだ。蓮舫と相談のうえ作っているのか、共産党の単独行動なのかは知らないが。

蓮舫なら行政能力もないし、好き勝手できると共産党は読んでいるのだろう。美濃部都政時代の与党の味が忘れられないのかな(ちょっと古いが)。当時の東京都は過度のバラマキ政策で破綻寸前になった。どこにばら撒いたのは想像がつく。その後の都知事は借金返済に多くの労力を費やさざるを得なかった。

そんなことはもう忘れ去られているようで、最近は「公金チューチュー」という言葉が浸透してきている。自称「市民団体」が行政の補助金・助成金を巧妙に得ていることを揶揄するもので、実質は「左翼団体」(極左と言ってもいい)ということ。

蓮舫を支持している中には、こういう連中が多数いるってこと。当然、共産党を支持する中にも大勢いることだろう。結局は蓮舫を当選させることで、そのおこぼれに与ろうという連中が頑張っているわけだ。「立憲共産党」とはよく言ったものだ。

現在の小池都政でも「公金チューチュー」が横行しているようだが、蓮舫になったらすごいことになりそうだ。共産党の頑張りを見ると、よほどおいしいことが待っているのだろう。まあ、あくまで想像だけど(笑)。

「神輿は軽くてパーがいい」と小沢一郎が言ったとか言わないとかされるが、蓮舫は共産党や自称「市民団体」からそう思われていることを自覚できるかな。


朝日新聞の「論説委員の序破急」というコラム(不定期)に、「『日本の民衆が火の中に』 中国大使のけんか腰発言は適訳だったか」との見出しで記事が載った(5月30日)。筆者は論説委員・村上太輝夫。村上は「国際社説担当」だそうだ。

これは呉江浩・駐日中国大使が、台湾の頼清徳総統の就任式に合わせて中国大使館で開いた座談会での「日本という国が中国分裂を企てる戦車に縛られてしまえば、日本の民衆が火の中に連れ込まれることになるでしょう」との発言を扱ったもの。

村上のコラム見出しを見ると「発言は適訳だったか」とあり、普通に読めば「誤訳の可能性がある」ということだろう。しかも、コラムは「これは誤訳ではないか。中国出身で東京在住の研究者が違和感を覚え、私に連絡してくれた」で始まる。つまりは中国大使の発言趣旨は違うということか?

では村上は、記事中では何を言っているのか? 結論から言うと、「呉大使擁護」ひいては「中国擁護」をしようとしているだけの、朝日の典型的な「見出し詐欺」「悪質印象操作」だということ。

呉大使の発言は多くのメディアによって報道されている。読もうと思えば全文が読める。それなのに下手な擁護を試みて、支離滅裂な文章になっている。しかも主語を意図的に書かないなどして「曖昧」で「ぼかし」ている部分が多いので、結局「何が言いたいの?」となっている(苦笑)。

村上本人もコラム中で書いているが「(呉大使は)流暢な日本語で『火の中』と言っている」。誤訳とか出てくる余地はないのだ。 村上が言う「誤訳」って何? となる。ここから村上のロジックは迷走する(苦笑)。

「大使館のサイトに掲載されている中国語版で該当部分を探すと『火坑』と書いてある」
 ↓
「(火坑は)もとは仏教用語で焦熱地獄を指す」
 ↓
「(日常用語では)境遇の非常に困窮していること、要するに『苦境』だ」
 ↓
「『火の中』は完全な誤訳とまでは言えないにせよ、稚拙な直訳である」
 ↓
「だから『火の中』は戦火のような物騒な意味ではなく、苦境に陥るという程度のこと」

つまり、村上は「火の中」はせいぜい「苦境」ぐらいの意味合いだと主張したいようだ。「戦火に巻き込まれる」とか「灼熱地獄に堕とされる」とか、そんな物騒なことではないよと、一生懸命言っていることになる。

これが村上がタイトルに書いた「適訳だったのか(つまりは誤訳)」であり、中国出身の研究者(実在の人物かさえ不明)が感じた「誤訳と感じた違和感」だということ。

稚拙なロジックに笑うしかない。村上も書いている通り、呉大使は「流暢な日本語」で話している。それを中国大使館が中国人向けに中国語に訳し、サイトに掲載しているものだ。

呉大使が中国語で「苦境」と話したのを、大使館が「火の中」と日本語に訳したんじゃないぞ。何が「完全な誤訳とまでは言えないにせよ、稚拙な直訳である」だ。それなのに「原文が中国語で、それを大使館スタッフが日本語に訳したとみるのが自然だろう」とも書く。文章は破綻しており支離滅裂。

呉大使(ひいては中国)を擁護しようと「見出し詐欺」を行い、記事中も変なロジックで一生懸命「誤訳」主張するが、単に村上の「中国さまぁ~!」をさらけ出しただけ。

でも、これだとバレバレすぎて批判を浴びることが分かっているのだろう。最後の方にちょこっと「訳がどうであれ、日本国民を巻き込んで大変なことになるぞ、という警告であることに変わりはない」「日本社会の反発を招くやり方は賢明ではない」とアリバイ文を入れる。

でも村上よ、最後に余計ことなど書かない方が中国さまから褒めてもらえるぞ。老後に中国から養ってもらえなくなるぞ。箱田哲也のように「習さま万歳! 一路一帯ブラボー!」「金大将軍さま万歳!」とあからさまに書いたり話したりする方が、老後の心配がないぞ。


県立公園・群馬の森に設置されていた「朝鮮人労働者追悼碑」が2月に撤去されたのを受け、碑を管理していた「追悼碑を守る会」は解散を決めた。

群馬県が税金を支出して行われた「強制代執行」の費用2,062万円の費用に関しては「支払い能力がない」と回答している。「県の都合で行ったことで納得しがたい」との言い分も併せ、支払う気はさらさら無いようだ。

自らが行った行動(追悼集会という名の政治的集会)が発端であり、しかも裁判で負けているにもかかわらず、いつの間にか「被害者」のごとく振る舞う。碑の設置は同団体ではないが、碑を引継いで管理を行っているのだから費用負担の責任を負うのは当然だ。

権利は主張するが義務や責任は無視する。左翼特有の行動原理は、見ていて嘲笑ものだ。

そのくせ「追悼碑の再建を目指して後日、新団体を立ち上げる方針」とか言う。明らかな組織ロンダリングではないか。同じメンバーで同じことをするが、別の会(組織)だよと。別の会だから「請求されている撤去費用のことなんて知らない」と主張するためだろう。

じゃあ保守系の団体が同様のことを起こしたら「追悼碑を守る会」の人たちはどう思うだろう? 「県民の税金をなんだと思っているのか!」なぁ~んて絶対に言わないよな。「違う会を装っても責任から逃れることはできない!」なぁ~んてことも絶対に言わないよな。

そう言えば、何とか民主党という名の政党の連中が同じことをやってるな。旧民主党時代のことで批判されると「違う政党のことだ」と関係ないふりをするが、極まれに評価されるようなことがあれば「われわれ民主党が行った成果」だとか言っている。こういうお手本のようなことをやっている国会議員連中がいるんだから、みんな真似するわな。

ところで、この件を報じる朝日新聞は、明らかな組織ロンダリングを行うことに対して、まったくの無批判。会が望むように被害者ポジションで報じている。記事の署名が、あの恥を知らない高木智子だからしょうがないか(苦笑)。

関連
 「群馬の森・朝鮮人追悼碑撤去 朝日新聞のバカな社説
 「群馬の森・朝鮮人追悼碑問題 管理団体は最高裁判決に従え!
 「群馬の森 朝鮮人追悼碑『不許可は適法』判決は当然
 「朝日新聞論説委員・高木智子のツラの皮の厚さ
 など。


衆議院東京15区の補選で、政治団体「つばさの党」なる団体の候補者とその陣営が、他候補者の演説などを妨害した行為が波紋を広げている(当事者は逮捕されている)。

あのような「選挙妨害」許していいはずがない。演説を聴きに来た一般有権者の「聴く権利」を何だと思っているのか。しかし朝日新聞は「規制強化は表現の自由との兼ね合いで慎重論もある」などと逃げている。本音は「規制強化反対」だ。
(「朝日新聞が『選挙の自由妨害』強化に反対な理由」参照)

では、朝日がどのような理屈(論理)で、選挙妨害の「被害者」である安倍首相(当寺)を批判し、「加害者」である左翼活動家を擁護したかを書いておく。

平成29年(2017年)の東京都議選、秋葉原駅前での安倍首相の演説。左翼活動家らは「安倍やめろ」「帰れ」と大合唱し、執拗に演説をかき消し一般聴衆の「演説を聴く権利」を侵害した。

それに対し安倍首相は「みなさん、あのように人の主張の訴える場所に来て、演説を邪魔するような行為を、私たち自民党は絶対にしません。私たちはしっかりと政策を真面目に訴えて行きたいんです。憎悪からは何も生まれない。相手を誹謗中傷したって、何も生まれないんです」。

そして「こんな人たちに、みなさん私たちは負けるわけには行かないんです」。

この演説に対し朝日は「批判を連呼しても主権者じゃないか。このむき出しの敵意、なんなのか」と強く批判した。安倍首相が自分に反対する「主権者である一般人」を「敵意」を持って攻撃したとのロジックに仕立て上げたのだ。

当該部分の全文を読めば「このむき出しの敵意」という論調になるだろうか? この朝日の論調に「理」を感じるだろうか?

朝日を始めとした左派系メディアの切り取り報道と論調を受け、演説の内容を把握できていない人たち(特にSNS)から「総理大臣は国民と戦う立場じゃない」「あなたがバカにしている『こんな人たち』も、あなたが守らねばならない国民なんです」との批判が広がった。

朝日の思惑通り、選挙妨害の「加害者」である左翼活動家らが「被害者」に化けるとともに、「一般人」にも化けてしまった。そして「被害者」である安倍首相が批判されることとなった。

これに味をしめた左翼活動家らは益々増長した。年々左翼活動家連中の選挙妨害は酷くなっている。「ヤジと言う名の妨害」「表現の自由に名を借りた妨害」を繰り返した。それを朝日は何でも構わず擁護した。

当然、攻撃対象は政権側(体制側)であるはずだった。しかし朝日にとって誤算だったのは、今回つばさの党のような連中が現れたことだ。つばさの党は野党側にも攻撃を仕掛けた。朝日にとっては看過できない状況が生まれてしまった。

「ヤジと言う名の妨害」「表現の自由に名を借りた妨害」を左翼活動家が政権側に対して行うのは良いが、変な連中が野党側(特に立民や共産)に行うのは避けたい(規制したい)。

朝日からすれば「つばさの党の連中、なんてことをしてくれたんだ」ってところかな(苦笑)。


5月24日に藤岡ゴルフクラブに行ってきた。

藤岡GC
当日は最高気温32℃と真夏日になった。まだ身体が暑さに慣れていない時期なので、ちょっと心配になるほどだった。しかもラウンド中にちょっとした段差をジャンプした瞬間、腰にズッキンと痛みが。こちらも危なかったが、なんとか18ホール回りきることができた。

Kさん
Aさん
Kさん、Aさんと暑い中元気にラウンド。

ゴルフの調子自体は悪くはなく、逆に要所々々で満足できるショットが飛び出すほどだった。ところが、これがスコアにまったく結びつかないのが、ゴルフの難しいところ。

結局アプローチが余り寄らなかったのがすべてかな。そのためパットも入らず(俗に言う寄らず入らず)。さらにはガードバンカーからのOB(見事な場外ホームラン)もあり、トータルスコアは90を超えてしまった。

ショットは悪くなかったので、これを糧に次回も頑張ろう。来月はもっと暑いかな?

八幡茶屋「八幡わらび」 (1)
八幡茶屋「八幡わらび」 (2)
Aさんから玉村町・八幡茶屋の「八幡わらび」をいただいた。「まるで宝探しのようにきな粉の中からわらび餅を見つける発掘スイーツ」との評判。きな粉の中の餅は非常に柔らかく、とてもおいしかった。

八幡茶屋のだんごや餅は、理想の柔らかさを追求し作り置きをしないため、すぐに完売する「幻のスイーツ」と言われているらしい。Aさんも30分並んだということなので、感謝の気持ちしかない。ありがとうございました。


衆議院東京15区の補選で、政治団体「つばさの党」なる団体の候補者とその陣営が、他候補者の演説などを妨害した行為が波紋を広げている。他候補の街頭演説に出向き、拡声器を使った大声で演説を遮った。また、他候補の事務所や自宅にまでも押しかけ大音量を流したこともあった。

一部の行為を動画で視たが、明らかにやり過ぎで異常な行動と思えるほどだった。個人的にはこれが選挙妨害でなかったら、何を選挙妨害と言うのかというレベルに感じた。

警視庁も選挙中、陣営に対し演説の妨害を禁じた公職選挙法の「選挙の自由妨害罪」に当たる可能性があるとして警告を出したほどだ。5月13日には政治団体の事務所などに家宅捜査に入り、17日に団体代表・候補者・運動員の3人を逮捕した。

逮捕時、代表は恥ずかしいほどの見苦しい態度を見せ、逮捕にビビっている情けない姿を晒していた(一部に不貞不貞しい態度としたメディアもあったが、とんでもない。ただの小心者だ)。

国会も「選挙の自由妨害罪」に対して、有権者の演説を聴く権利を重視した法令とするよう改正しなくてはいけないと思う。しかし一部メディア、具体的に朝日新聞は「表現の自由」の観点から規制強化には反対している。

朝日のずるいところは、明確に「反対だ」と書かず「規制強化は表現の自由との兼ね合いで慎重論もある」などと逃げているところだ。

この「表現の自由との兼ね合い云々」は朝日のご都合主義をよく示している。過去に朝日は安倍首相(当時)の演説が左翼活動家らにら著しく妨害された(秋葉原や札幌)際、妨害者ではなく安倍首相や北海道警を批判する「民主主義の破壊」を行った。とにかくヤジなどによる選挙(演説)妨害を「表現の自由」と徹底擁護した。

あの明らかな「選挙妨害」を「ヤジも意思表示のひとつの方法」と書いたのは、妨害者が左翼活動家だったからだ。被害者である安倍首相(当時)と一般聴衆(有権者)のことなど朝日は気にもしない。

今回の補選のケースでは、朝日推しの立民も被害に遭った。そのため朝日は社説「選挙妨害事件 自由と公正守る対応を」(5月18日)で「有権者の判断材料を奪うに等しく、表現や言論の自由として許される範囲を逸脱している」と書く。しかし同じ社説中で「演説を聞き取れなくする行為は論外としても、ヤジもひとつの政治的な意思表示である」と、左翼活動家の「ヤジ」は容認するという矛盾した論調をしている。

「(演説が聴けずに)判断材料を奪う行為は表現や言論の自由を逸脱している」が、「左翼活動家のヤジは表現の自由」だと言う。「演説を聞き取れなくする行為は論外」なら、それが拡声器だろうと大声だろうと一緒ではないのか? しかし朝日に言わせると「左翼活動家らのヤジ」は不問らしい。

結局朝日が言いたいのは、妨害者が左翼活動家の場合すべてが「表現の自由」で、被害者が朝日推しの場合は「論外」だと言うこと。

規制強化が行われた場合、「ヤジと言う名の妨害」「表現の自由に名を借りた妨害」活動が制限される恐れがある。これが朝日が反対している大きな理由だ。しかし、これはいつものことながら、朝日の浅はかさよく示している。逆のケースを考えないからだ。

ここで朝日新聞への質問です。
自民党関係者(岸田首相など)の演説会で、他の聴衆が聴けないほどの大声でヤジを飛ばす人がいたらどう記事化しますか?
 1.ヤジも表現の自由なので問題なし
 2.何らかの法的対策が必要だと主張する

では、朝日推しの野党関係者(立民・泉代表や共産・田村委員長など)の演説会なら?
 1.ヤジも表現の自由なので問題なし
 2.何らかの法的対策が必要だと主張する

まさか、自民党なら1だけど、野党なら2とか言わないよな(言うだろうが)。

ついでに、もうひとつ質問です。
小学生の学級会での議論において、他の児童が発言している最中に「大声でヤジ」を飛ばす児童がいたらどうしますか?
 1.ヤジも表現の自由なので問題なし
 2.他人の意見は静かに聴きましょうと注意する

議員の選挙と小学生の学級会は違うとか言いそうだが、そんなことはない。同じだ。「表現の自由」は無制限ではないからだ。「演説や話を聴く権利」の方が重んじられなければならないのは言うまでもない。「他人の権利を侵害する権利」などあるはずがない!

関連
 「朝日新聞の浅はかさを示す社説
 など、多数。


「ドリームジャンボ」と「ドリームジャンボミニ」が5月8日から発売されている。今回のドリームジャンボは「能登半島地震被災地支援」として販売される。収益のうち40億円が被災地支援に充てられる。

ドリームジャンボ2024 (1)
ドリームジャンボは1等賞金が3億円、1等の前後賞が各1億円で、1等・前後賞合わせて5億円となっている。以下、2等1,000万円、3等100万円、4等5万円など。

変更点は昨年の賞金構成に対し、10万円と1万円の間に5万円が追加となった。これ以外にも2等の当選本数が2本から4本(1ユニットあたり)、3等が同じく70本から200本に増加している。逆に1万円は3万本から1万本へ減少。

ドリームジャンボミニ2024
ドリームジャンボミニは1等3,000万円、1等の前後賞が各1,000万円で、1等・前後賞合わせて5,000万円。2等100万円、3等1万円など。ミニは昨年と同一賞金構成。ただ当選本数は1等3,000万円が4本から10本(1ユニットあたり)に増加、それに伴い前後賞も8本から10本へ増加している。逆に1万円は6万本から1万本へ減少している。

ドリームジャンボも最近の他ジャンボの最近の傾向と同様「上に厚く」となっている。一般的にジャンボへの期待感はやはり「高額当選」なので、この流れは致し方ないと思う。とは言っても、現実的には1万円クラスの当選が出れば御の字なので、この辺が薄くされてしまうと素直に喜べない気もする。

やはりジャンボは1億円などの高額当選を期待して購入するもので、「1万円が当たれば」なんてしょぼい考えでジャンボは買ってはいけないということかな。

ドリームジャンボ2024 (2)
チャンスセンターでもらったティッシュでハナをかみながら(未だにアレルギーなのだ)、抽選日の6月20日を待っていることにしよう。


福島第一原発の処理水放出に関連して、13ベクレル(WHO飲料水基準1万ベクレル)のトリチウムが検出されたことを「悪意ある見出し」で配信した共同通信。
(「共同通信はもう報道機関を名乗るな!」参照)。

今回の放出(5回目)では、約7,850トンを放出した。総トリチウム量は1兆5,000億ベクレル(推定)。期間中の最大トリチウム検出量29ベクレル/リットル。この数値はWHO飲料水基準(1万/リットル)、東電の運用基準(1,500/リットル)と照らし合わせても何の問題もない。

これを東京新聞は「原発処理水の海洋放出、5回目を完了 海水から29ベクレル検出に東京電力『放出水が少し高めの数値だった』」との見出しで報じた。多少の煽りが含まれているが、事実は報じているので許容範囲としておこう。

言いたいのは東京新聞のことではなく、この記事を引用し「海は都合の悪いものを捨てられるゴミ箱じゃないんだよ」とXにポストした社民党副党首・大椿裕子(議員名ゆうこ)のこと。

その他の言動をみても、大椿が反原発の考えであることは分かる。まあ、社民党という素性を考えれば当然なのだが。それにしても、その物言いは国会議員(参議院議員)として「いかがなものか」ばかりだ。

そこには「科学」を理解しようという気すらなく、ただ感情論でのみ発言している。こういう人たちは「1+1=2」は「違うっ!」って言っているのと同じなんだけど。まあ、世の中にはこういう人もいるだろう。いろんな人がいるから。ただ、国会議員としては、まったくふさわしくないのは言うまでもない。

でれでも、主張が一貫していればましなのだが、そうでもないところが「ある意図」を感じてしまう。韓国・中国の原発から排出される「処理水」のトリチウム量は、福島第一原発の2倍以上だということ。しかし大椿らが韓国・中国に「海は都合の悪いものを捨てられるゴミ箱じゃないんだよ」と抗議したとは寡聞にして知らない。

処理水の放出は、日本にとっては「都合の悪いもの」だが、韓国・中国にとっては「都合の悪いものではない」と言うことらしい。こういう連中は一事が万事こうである。「日本はダメだが韓国・中国はOK」、ひいては「お前はダメだが私はOK」というご都合主義発言を繰り返す連中だということ。

先に「主張が一貫していればましなのだが」と書いたが、ある意味「ご都合主義」という点では首尾一貫しているとも言える(苦笑)。

一応、社民党の見解を載せておくと、「完全に除去されているという立証がされていません。完全に除去されていないわけですから、それはもう処理汚染水というか、放射性物質は少量でも問題」(福島瑞穂党首)。

だったらなおさら、韓国・中国を始め世界中の原発稼働国に対して、同じことを言う(抗議する)必要があるのではないか? しかしこういう連中は、日本の「1+1=2」は証明されていないが、韓国・中国の「1+1=2」は正しいと言う。

そして「社民党は人の命を守るために頑張っているというふうに思っております。必要な政党です」(同)。自分で「必要な政党です」なんて言うのは「社民党なんて不要」という、多くの国民の声を意識しているからだろう。

大椿や福島のこういう言動を見るにつけ、「社民党など不要」と改めて強く思う今日この頃。


東京電力は5月7日、福島第一原発周辺から採取した海水に、1リットル当たり13ベクレルのトリチウムを検出したと発表した。この13ベクレルという数値は、WHOが飲料水の基準としている1万ベクレルを大きく下回っている。

もちろんWHOの飲料水基準だけでなく、東電の運用基準(1,500ベクレル未満)に対しても何ら問題のない数値である。

この何でもないニュースを共同通信は「海水からトリチウム検出 原発処理水放出口付近」との見出しで配信した。悪質にも程がある! あたかも「トリチウムが検出された!」「大問題!」との誤読を狙った見出しである。

記事中には「13ベクレル」「WHOの飲料水基準(1万ベクレル)」を記しており、「大きく下回っている」と書いている。この記事内容から、どうすると「トリチウムを検出」との見出しになるのか? 悪意しか感じない。

この配信を受け、地方紙を中心にそのまま報道している新聞社が多い。東京新聞もこのまま記事化している。東京新聞もそう報道したかった内容だろうが、共同通信が配信してくれたので大喜びして使った姿が目に浮かぶ。

処理水の放出開始から既に9ヶ月も経ち、5回の放出が完了している。なんとか原発の足を引っ張りたいと考えているのだろう。共同通信は自社の反原発方針のためには、福島復興の邪魔になろうがそんなことはどうでもいいのだろう。報道機関が平然と煽るような報道を未だに行っていることには、怒りを禁じ得ない。

芸能ゴシップ扱う雑誌(出版社)が、ネット記事の見出しをいかにもな表現にして、クリック数を稼いでいるのと何が違うのだ?

こういう「悪意ある見出し」は左派系偏向メディアの常套手段だ。朝日新聞に飛び火させて申し訳ないが、朝日の「得意技」でもある。朝日に悪意ある見出しが載るのは日常茶飯事だ。原発関連で言えば「処理済み汚染水」「老朽化原発」などが多用されてきた。

特に「老朽化原発」に関しては、安全性が確認されているにもかかわらず「老朽化」と書くことで、さも安全性に問題があるかのように誤読させようとした。

もういい加減にしろ! と言いたい。恥ずかしくないのかね。あっ、恥と言う言葉を知らない恥ずかしい連中だったな。

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