北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父親・滋さんがお亡くなりになった。めぐみさんとの再会を待ちわびていた想いは果たせず、さぞ無念なことだろう。ここに謹んでご冥福を申し上げる。

朝日新聞も6月7日の社説で論じている(「横田滋さん死去 悲劇を繰り返させまい」)が、どうしても違和感がある。「北朝鮮の非道さを非難する」「北朝鮮の不誠実な態度」などと、北朝鮮を批判しているのだが、過去の論調から「口だけ」と思えてしまう。

北朝鮮を「地上の楽園」と持上げたのは朝日新聞。この報道キャンペーンは多くの人々を不幸にした。しかも謝罪・訂正することなく、30年も経ってから「情報が少なかった」「十分な取材ができなかった」と言い訳を書いただけ。

最近でも、北朝鮮がミサイルを撃ち込んできても「1発なら誤射かもしれない」との記事を必死に、しかも変な論理で正当化した高橋純子。朝鮮戦争時、日本国内で無法行為を働いた在日朝鮮人を擁護し「朝鮮戦争は日本にも責任がある」と、バカな歴史感を披露した中野晃。

朝日も最近ではさすがに「北朝鮮賛美」記事は少なくなっているが、それでも論説委員・箱田哲也は北朝鮮を持上げる事は忘れない。金正恩を「若き有能な指導者」のごとく書く。金正恩の外交姿勢には学ぶものがあるとか言われると苦笑するしかない。

まあ箱田の本質は、北朝鮮を持上げることで日本を卑下するという論法。そのくせ、北朝鮮目線で見ているわりには表面ヅラしか見てないので(眼が曇っているので)、本質からずれている記事(コラム)が多いけど。

また朝日は、議員立候補者などの人物撮影をする際、ブルーリボンを外せと要求する。拒否すれば撮影をしない。

このように、常に北朝鮮目線で物事を書いてきた朝日が、こういうときだけ「北朝鮮がぁ~!」と書いても、冷めた目で見てしまう。口先だけと思われても仕方あるまい。

もちろん拉致問題が解決に至らないのが朝日だけのせいだなんて言わない。自民党議員を含む多くの国会議員、朝日などの左派メディア、外務省を中心とした官庁の不作為など、日本社会全体で「知らないふり」をしてきたと言える。

安倍首相も強硬路線(経済制裁など)で行き詰まらせ、嫌でも交渉の席に引きずり出す戦略は間違ってないと思う。ただトランプが人気取りのため金正恩と対話路線に舵を切った時(いろいろ拉致問題に言及してくれたが)、同様に軟化したのは失敗だったと思う(本人は軟化していないと言うだろうが)。

拉致被害者奪還は手詰まり状態だ。被害者の親世代の方はお二人だけになってしまった。時間がない中、安倍首相の強力なリーダーシップと実行力に期待するしかない。頼むから朝日は邪魔をしないでくれ。

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 「朝日新聞は『北朝鮮への帰還事業』の加害者だぞ!
 「朝日新聞・中野晃の朝鮮戦争における日本の責任って?
 「朝日新聞・箱田哲也は相変わらずの北朝鮮目線、しかも曇っている
 「朝日新聞・箱田哲也の甘ぁ~い北朝鮮分析
 「朝日新聞・高橋純子の反論になっていない反論
など多数。