芸術?
ツイッターで見つけた(流れてきた)写真。高いヒールの先が、安倍首相と管官房長官らしき人形の口元に刺さっている。

あいちトリエンナーレ2019の「表現の不自由展・その後」でも物議を醸したが、こういうのは芸術なんだろうか? 表現の自由? 作者の意図や思いはいろいろあるのだろうが。

人によっても感じ方は異なるのだろうが、「ヘイトだ!」「風刺だ!」の両極端になるのかな。個人的にはまったく風刺にはなってないと思うが。

これが風刺の効いた芸術だという場合、下の人形(のようなもの)が枝野幸男と蓮舫であっても、同様の評価になるのだろうか? 福山哲郎や辻元清美、志位和夫、小沢一郎でもいい。もっと身近な自分の家族だったらどうか?

芸術だというなら、これらも許容しなければならない。そうしないと日本一恥ずかしい新聞である朝日新聞と同列になってしまう。

「ある人々による風刺表現が、別の人々に侮辱と受けとめられる」「(表現の自由は)どんな場合でも無制限というわけではない。無分別な表現は、個人や集団、民族などの名誉や尊厳を傷つける『暴力』にもなりえる」「自分にとっては当たり前に思える常識や正義が、他者にとっては必ずしもそうではないという想像力。それがあっての表現の自由である」

これは朝日新聞の社説(2015年1月19日)からの引用である。珍しく至極まっとうなことを言っている。

ところが、昨年の「あいちトリエンナーレ2019」で展示作品に批判が寄せられると、「表現の自由が大きく傷つけられた。深刻な事態である」(2019年8月6日社説)となる。

朝日の場合、そこに自らの主張が入り込む典型的なダブスタだ。朝日の主張に合っているか否かが判断基準になる。だから朝日はプロパガンダ紙と言われる。

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