新型コロナの感染防止のため、政府は緊急事態宣言を5月末まで延長することを決めた。早速朝日新聞が政府を批判しつつ、上から目線でご高説をたれている。5月5日の社説「緊急事態延長 長丁場想定し戦略描け」がそれ。

「市民の自由と権利が制約される状況はなお続くことになった」と、左翼活動家のごとく「国民」を「市民」と書く。そして朝日は自由や権利の後ろにある義務や責任については絶対に触れない(苦笑)。

「なぜ今なのか?」と緊急事態宣言自体に反対した朝日(4月8日の社説)。不安を煽るような記事を書きまり、「イチャモン屋蓮舫」のような揚げ足取りに終始する朝日。

そんな朝日が長期戦略を描けという。しかも首相会見を「ウイルスとの闘いが長丁場になることを念頭においた政策プランはほとんど語られなかった」と批判する。非常事態の延長の会見だからでしょ。まずは現下の非常事態をどう乗り切るかに主眼が置かれるのはしょうがないと思うが。

また朝日は「考えたくない事態も考え、転ばぬ先の杖で手を打っていくのが政治の務めのはずだ」とも書く。この一文には同意するが、そう言う政策に真っ先に反対するのが朝日ではないか。

だったらマイナンバーカードを義務化させ、各種ヒモ付ければ現金給付も早くできるぞ。スマホの位置情報などを用い、移動経路や濃厚接触者を割りせるよう法整備を進めるか? 大好きな韓国はやってるぞ。さらには「自粛要請」ではなく「命令」できるよう法改正するか? 罰則規定も付けて。

でも、こういうことをやろうとすれば朝日は真っ先に、しかも声高に反対するだろう。「転ばぬ先の杖で手を打て」と言う朝日が、杖を持とうとするのを必死で邪魔をしている現実。朝日的には「杖を持つくらいなら転ろべ」と言ってるに等しいのに。

こういう言行不一致も、また朝日らしい(苦笑)。